ひとつのバス事業者を掘り下げて紹介する、バスマガジンの名物コーナー、バス会社潜入レポート。今回は2019年に遡って、5月発売号で掲載した、小湊鐵道編を振り返って紹介する。
高速バスは開業以来、トイレなしの57〜60名定員のハイデッカーで運行されていたが、2016年からはトイレ付の53名定員車が導入されるようになった。
現在の高速バスラインナップでは2018年に大量に導入された、三菱ふそうのエアロエースが目立っているが、57名〜60人定員の貸切バスでは、日野セレガも在籍、活躍している。
画像ギャラリーでは契約貸切車を紹介する。
(記事の内容は、2019年5月現在のものです)
構成・執筆・写真/加藤佳一(B.J.エディターズ)
※2019年5月発売《バスマガジンVol.95》『おじゃまします! バス会社潜入レポート』より(part4)
■高速バスには近年トイレを装備契約貸切バスは自家用仕様中心
●一般貸切バス
高速バスには97年の木更津~川崎線開業以来、トイレなし57~60人乗りのハイデッカーを使用。4メーカーを並行採用してきたが、日産ディーゼル車はすべて退役した。16年以降は塩田・姉崎・木更津にトイレつき53人乗りのハイデッカーを配置。18年には三菱エアロエースを大量に増備している。
●契約貸切バス
高速バスも経年車両の一部が九十九里鐵道に転出。急行バスとして使用されており、日産ディーゼル車も同社で活躍を続けている。
貸切バスは57~60人乗りのハイデッカーがほとんどで、三菱エアロエースと日野セレガが在籍。1台のみ、三菱ローザが活躍する。
●一般路線バス(ワンステップ)
契約貸切バスの多くは自家用タイプ・トップドアの大型車・中型車で、他社で送迎輸送にあたっていた車両を中古購入したものも混在。九十九里鐵道が急行バスに使用していたトップドアのツーステップバス2台も転入している。
なお、小湊鐵道では登録番号をそのまま社番として使用。千葉ナンバーと袖ケ浦ナンバーの重複を避けるため、18年下期から新車に5001~、中古購入車に5501~の希望ナンバーを取得している。
また新車はNOx・PM規制区域の塩田・姉崎・木更津を中心に配置。経年とともに他の営業所・車庫に異動する例が多い。
●一般路線バス(ツーステップ)
90年代までは富士ボディを高い率で架装していたのが小湊鐵道の特徴のひとつ【小湊鐵道特集】
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