はとバスは、横須賀市内発着で同市をめぐり、魅力や歴史を体感できるバスツアー「YOKOSUKA 軍港めぐりと浦賀ドック」の運行を開始する。現在、定期的に運行されている東京都内を発着し横須賀市を目的地とするバスツアーには参加しにくい、あるいは神奈川県在住や神奈川県来訪者が効率的に周遊できる手段を開発することを目的として誕生したという。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
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■なぜ横須賀なのか?
古くから軍港として栄えた横須賀市は観光資源が豊富で、市内を巡る周遊ツアーの人気は根強くい。この新たなツアーは、神奈川県在住の方のみならず、全国からご旅行等で神奈川県に来訪する方にも着地型市内周遊ツアーとして、横須賀市と連携してツアー内容を考案した。
同ツアーは、横須賀市内の観光スポットをはとバスでめぐり、現地案内人による解説などを中心に地域の魅力や歴史を体感できる。
「YOKOSUKA 軍港めぐり」ではアメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を間近で見ることができ、「記念艦『三笠』」では日露戦争で活躍した日本海軍連合艦隊の旗艦としての勇姿とその歴史を感じることができる。
幕末の造船所から始まった「浦賀ドック」は、普段は入ることが出来ないが、同ツアーでは特別に入場し、渠底(ドックの下)まで降りてたっぷりと見学ができる。最後は、自然と歴史と美術の深いつながりが感じられる「横須賀美術館」に入館する行程で、横須賀の魅力が凝縮されたツアーのようだ。
■YOKOSUKA 軍港めぐりと浦賀ドックツアー概要
YOKOSUKA 軍港めぐりと浦賀ドックツアーの概要は次の通りだ。運行日は2023年6月24日~9月10日までの毎日で、運休日は6月25日、7月3~7・9・16・22・23・26・31日、8月7・8・20・30日、9月 2~4日。
料金は大人・子ども(4歳以上)が税込み4,000円で、これには横須賀市と国土交通省の助成金が使用されている。
行程は、JR横須賀駅・京急汐入駅のりば(ヴェルニー公園観光バス乗降場所)(9:30 発)=YOKOSUKA 軍港めぐり(乗船)=記念艦「三笠」(入場)=よこすかポートマーケット(ショッピング/自由昼食)=浦賀ドック(案内人付で見学)=横須賀美術館(入館/常設展の見学)=JR横須賀駅・京急汐入駅のりば(ヴェルニー公園観光バス乗降場所)(15:30 着予定)。なお、最少催行人員20名だ。
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