【三重県民監修!?】三重交通をフル活用する夏のお伊勢参りはご利益てんこ盛り!!

【三重県民監修!?】三重交通をフル活用する夏のお伊勢参りはご利益てんこ盛り!!

 夏の旅行シーズンに向けてマニア的な乗りバス旅もいいがバスを活用した一般的な旅、三重県民による案内と監修により現地取材によるホットな情報も交えた「お伊勢参り」をお届けする。三重交通の「あの」バスを含めて画像ギャラリーに32枚の写真を収録した。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■まずは伊勢市駅へGO!

伊勢市駅を発車する近鉄特急の伊勢志摩ライナー
伊勢市駅を発車する近鉄特急の伊勢志摩ライナー

 お伊勢参りのゲートウェイとなる駅は伊勢市駅だ。駅舎としては近鉄宇治山田駅の方が一見の価値はあるが、効率を考えると伊勢市駅だろうか。近鉄名古屋や大阪難波方面からは近鉄特急が便利だ。

 伊勢志摩ライナーに乗車でき人数が2名以上であればコンパートメント席であるサロンカーが予約できるので、そちらもおススメだ。

 たまたま乗車した名伊特急・伊勢志摩ライナーが名古屋を出ると津にしか停車しない、いわゆる甲特急だった。時間はかかるが快適な伊勢志摩ライナーを堪能するために、停車駅の多い乙特急にすればよかったと思ったくらいだ。

 伊勢神宮と通称される神社群は「神宮」が正式名称であり、中心となる皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)を中心とした計125社の総称が神宮である。すべてを一度に参拝するのは無理なので、内宮と外宮を含めて3カ所(別社等を含めると6神社程度)に参拝すると観光とのバランスも良いだろうか。

神宮会館前バス停
神宮会館前バス停

 参拝の順序は決まっていないが、昔からの慣習や作法としては外宮から参拝し内宮に向かうというのが一般的だ。その前後にも慣習はあるが、さほど気にしなくてもよいそうだ。記者は外宮から内宮という順序だけは、いにしえの慣習を踏襲しつつほかは参拝しやすい順序とした。

 そしてせっかく複数の神社を参拝するのであれば、流行というわけではないが朱印も受けたい。伊勢には数多くの朱印帳が販売されているが、今回は新調するにあたりこだわってみた。

■神宮のヒノキを使用した朱印帳

神宮のヒノキ材で作られた朱印帳
神宮のヒノキ材で作られた朱印帳

 西陣織や金糸を用いた刺しゅう等、豪華なものからキャラクターをあしらったものまでさまざまなデザインの朱印帳がある。これは個人の好みでよいが、実は神宮のヒノキ材を利用して作られた朱印帳が存在する。それを売っているのは内宮近くの神宮会館だ。3000円もするが一人2冊までしか購入できない貴重品だ。

朱印帳の中身
朱印帳の中身

 伊勢市駅前から内宮方面行き三重交通のバスに乗ると、内宮前の一つ手前のバス停が神宮会館前なので、行くこと自体は全く手間ではない。年末年始に限らず休日で観光客が多くなると三重交通はすぐに参拝客波動輸送用の臨時バスを出してくれるので、ダイヤはあまり気にしなくても大丈夫だ。

 主に観光地だけに停車する定期の特急バスは神宮会館前に停車するが、臨時のシャトルバスは停車しないので定期のバスに乗車する。

 バス乗車前に伊勢市駅構内にある三重交通の出札窓口で1200円の1日乗車券を買うことをお忘れなく。スマホでデジタル版も購入できるが、これがないと神社めぐりには多大な交通費を出費してしまうので買わない手はない。

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