国鉄バスに乗れるってマジ!? 電車もフェリーにも乗れるお腹いっぱいのツアーが強烈すぎる!!

国鉄バスに乗れるってマジ!? 電車もフェリーにも乗れるお腹いっぱいのツアーが強烈すぎる!!

 筑豊電気鉄道と阪堺電気軌道は、2023年8月19日(土)から1泊2日で『阪堺電気軌道(大阪)×筑豊電気鉄道(福岡)コラボツアー』を共同開催する。新幹線とフェリーを使用し、現地では国鉄バスの保存車両にも乗れるマニア向けツアーだ。

文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■電車・バス・SLがメインコンテンツ

筑豊電鉄の阪堺塗色(右)
筑豊電鉄の阪堺塗色(右)

 筑鉄と阪堺は、2020年から共同PR企画を開始しておりますが、ツアー企画は今回が初めて。当日は、普段立ち入ることができない両社車庫内にて、ビークル・スター(旧南海色エローライン)塗装車両と赤電(西鉄北九州線・筑鉄旧デザイン)塗装車両が並んだ状態での写真撮影ができる。

 またNPO法人汽車倶楽部の協力で、同法人所有の旧国鉄バスの試乗、蒸気機関車9600形59647号機などの貴重な車両の撮影ができるほか、本年4月に筑鉄が譲渡した2000形車両の見学、阪堺我孫子道車庫での洗車体験等、充実したコ ンテンツが用意されている。

 当ツアー参加者限定の記念品として、両社に共通した『今池停留場(阪堺)』・『今池駅(筑鉄)』の駅名標を1つのキーホルダーにした限定グッズのほか、阪堺電車のオリジナルグッズが進呈される。

 ツアー代金は、大人39800円(税込)、小学生以下34,800円(税込)で、西鉄旅行ホームページで予約を受け付ける。確かにマニア向けのコンテンツだが、なにも現地イベントだけが凝っているのではない。

■関西と九州の双方向から出発!?

阪堺電気軌道の筑豊電鉄塗色(左)
阪堺電気軌道の筑豊電鉄塗色(左)

 関西と九州を結ぶツアーで、どちらにもメインコンテンツがあるので果たしてどちらから参加できるのかという問題があるのだが、これは双方向から出発する。

 まず出発日の8月19日は北九州市八幡西区にある筑豊電鉄の黒崎駅前駅に集合する。九州からの参加者は集合地に行けばいいのだが、関西発の参加者は新幹線で小倉まで行き黒崎駅に向かう。

 九州組と関西組の合流後は、筑豊電鉄に乗車し筑豊電鉄側で開催される各種コンテンツを堪能し西鉄バスの北九州BRT(連節車)に乗車し、両組共に新門司港からフェリーに乗船する。船内で1泊だ。

 翌8月20日は、住吉大社に参拝し阪堺電気軌道側のコンテンツを楽しみ、我孫子道車庫で解散となる。関西組は以上だが九州組は引き続き山陽新幹線に乗車して福岡に向かい本当の解散を迎える。よく考えられているツアー行程だ。

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