5月に入ると例年開催されている鉄道イベント「きんてつ鉄道まつり」の季節となる。今年も5月の2日間開催され多くの来場者で賑わった。今年ももちろん参加してきたのでその様子をお届けする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■きんてつ鉄道まつり2025
今年の近鉄イベント「きんてつ鉄道まつり2025」は2025年5月17日、18日の2日間にわたって開催された。例年この時期に近鉄塩浜駅横にある近鉄塩浜検修車庫を開放しさまざまな体験イベントや車両の展示、グッズの販売などが行われるもので多くの来場者がある。昨年は塩浜検修車庫と白塚車庫の2ヶ所で同日開催されたが今年は以前と同じ塩浜検修車庫のみの開催となった。
筆者は初日の17日に参加した。この日は朝から本降りの雨というあいにくの天気でもしかしたら出足も鈍いのではないかと思っていたが到着すると塩浜駅のすぐ近くまで入場を待つ列の最後尾が出来ていてイベントへの待機度を表しているかのようであった。
係員や警備員が待機列が広がらないように、また並んでいる人に今日のイベントなどについて一部雨天で中止のものがあるなど丁寧に説明をして回っているなどとても慌しいようだった。9時30分頃になると入場が始まり、10時から開会という流れも昨年と同様であった。 この近鉄塩浜検修車庫について説明しよう。
ここでは富吉検車区所属の名古屋線車両、明星検車区所属の大阪線車両の検査を行っている。またそのほか旧近鉄の路線である四日市あすなろう鉄道内部線・八王子線、養老鉄道養老線、伊賀鉄道伊賀線の車両も検査を行っている。
きんてつ鉄道まつりでは車掌、線路・電気の仕事体験、鉄道模型運転会や車両の床下見学、車両機器の操作体験、ダウントラバーサーによる台車移動、電動貨車への台車積込み作業という検修車庫ならではのイベントが行われた。
また車庫外のエリアでは鉄道関連の廃品販売やオークション、各鉄道会社によるグッズ販売、駅弁の販売になんといってもメインである車両展示が行われた。そして今回も三重交通が出展しグッズ販売が行われていた。
■三重交通は何を持ってきた?
まず筆者は三重交通のグッズ販売の列へと並んだ。今回はグッズ・部品販売が行われるということで開会時には30~40人ほどが列を作っていた。混雑を防ぐため5人ずつ程度を販売場所に案内して決められた時間で購入するという流れであった。お目当てのものをじっくりと品定めし、どれを買うかあちこち走り回る姿も見て取れた。
筆者もその後案内され販売エリアへと入った。既に購入されてしまったものもあったようだが、使用済みのバス停やバスのカタログ・時刻表などの冊子類や行先表示幕、運行表、ヘッドマイクやランプ・ブザー類の部品があれば運賃箱上部にある運賃表や運転手が操作するようなスイッチ類というファンが好むようなものもあり、どれを買おうか悩むラインナップだ。
筆者は昨年開催されていた三重交通グループ創立80周年の記念企画、県内などのバス停を巡るデジタルスタンプラリーで使用されていたQRコードが印刷されたバス停がまだ残っていたので購入した。またその隣では三重交通のグッズが販売されていた。
今年の新商品は三重交通の公式キャラクター「神都あかり」と「鈴鹿翔琉」のデフォルメアクリルスタンドと缶バッジ、それと先行販売された三重交通バスオリジナルトミカであった。このうちトミカはこのイベントの開会とは違う時間で販売を行うため購入することは出来なかったが、12時からの販売開始を前に早くも列が出来ていた。こちらでもいくつかのグッズを購入した。
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