「幅員減少」+「道路交差点あり」=!? 乗りバスでやると熱量爆増のミラクルコンボ標識探しが楽しすぎる!!

「幅員減少」+「道路交差点あり」=!? 乗りバスでやると熱量爆増のミラクルコンボ標識探しが楽しすぎる!!

 自動車を使った遊びの種類が多岐に渡るのは周知の通り。その中に、バスの車窓から楽しむ系のテーマのひとつに、レアな道路標識探しがある。

文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb、ベストカーWebギャラリー内に、ミラクルコンボ含むレア系道路標識の写真があります)

■道端のお宝探し

見かけるとうれしい「!」標識
見かけるとうれしい「!」標識

 大都会だろうと超ローカルだろうと、車の走るところであるならば、ふと見上げた目線のその先に次々と入ってくるほど、社会は道路標識に溢れている。

 道路標識を全体的に見るなら、ごくありふれた物であるが、その種類に注目すると、言われてみればあまり見たことがないかも?

……と思わせるようなレアな代物がポツポツ混じっており、ドライブを楽しみながらレア系標識を探す人も割といるようだ。

 例えば、その他の危険を表した「!」マークあたりは、レア系標識の旗振り役。「!」マークの場合、標識の下に文字で危険の理由が添えられていることがあり、それと合わせてチェックするのが醍醐味。

滅多に鳴かない自動車もコレを前にすれば大体鳴く
滅多に鳴かない自動車もコレを前にすれば大体鳴く

 このほか、とりわけ都会では超珍しい印象を持つ標識に「警笛鳴らせ」が挙げられ、場所を問わずもし見かけたらついつい記録を取っておきたくなる存在だ。

■たまたまミラクル

 さて、単独の標識として至高のレアさを放つものがある一方、たまたま道路の構造がそうだったので生まれた、合わせ技によってレア化したパターンが考えられる。

単独では一般的な幅員減少の標識(上)
単独では一般的な幅員減少の標識(上)

 ここでオススメしたいのは、菱形で黄色の警戒標識が2種類組み合わさったもの。一つは「幅員減少」、もう一つが進行方向右側に1本道路が繋がっている「道路交差点あり」だ。

交差点ありの標識も単独ならそこそこ見かける
交差点ありの標識も単独ならそこそこ見かける

 幅員減少の標識を見ると、カタカナの「ハ」の字に形がそっくり。そして上記の道路交差点ありのほうは「ト」。もしも、この2つが1本のポールにセットで掲示されていたとしたら!?

■神出鬼没のミラクルコンボ標識

 道路脇にバキッと決まった「ハト」と読めてしまうミラクルコンボ。そんなウソみたいな組み合わせの道路標識あるわけが……と思いきや、これがちゃんと実在するのだから事実は奇なり。

道路標識界屈指の組み合わせ!!
道路標識界屈指の組み合わせ!!

 外を歩いていて本当にハト標識を目の当たりにした最初の衝撃と感動は今も忘れられない手前、ハト標識からは張り倒されるほどの魅力が伝わってくるように思えて仕方ない。

 しかもこのハト標識、意外と全国に散らばっているらしい。これまでに少なくとも愛知県、山口県、北海道で目撃しており、まだまだ出てきそうな気がする。

■バスでやると熱量爆増!!

 前述のレア系標識やミラクルコンボともに、どこかへ行くついでに探して楽しむなら移動にマイカー/レンタカーを使うのが確実といえる。

 マイカー/レンタカーであれば、レア標識を見つけた直後ほんの数分だけ時間を割いて、近くに車を寄せて確かめるのも簡単。しかし、ここをあえて路線バスに乗りながら発見に努めるのもアリだ。

どう見たって「ハト」!!(バス待ち中の豊田市にて)
どう見たって「ハト」!!(バス待ち中の豊田市にて)

 バス移動となれば、例え奇跡的にハト標識が目の前に現れても、あれよあれよと通過していくのが全くもって普通の流れになる。

 ハト標識探しがメインテーマなら話は別になるが、あくまで“ついで”レベルなら、すぐ近くのバス停で途中下車して見に行く、なんて芸当はまず無理。

ハトいた!!(バス乗車中の山口市にて)
ハトいた!!(バス乗車中の山口市にて)

 さらに、せめてそれを写真に残そうと思っても、咄嗟にスマートフォンないしカメラを取り出して、被写体に向けてシャッターを切るまでの動作を、ものの1秒くらいの間にキメないと完全に逃げられてしまう。

 そういった“早撃ち”のスキルもある程度要求されてくるため、ゲーム性がより一層高まって歯応え抜群に。うまくいかないことの方が圧倒的に多いのもまたチャレンジ魂をくすぐる。

北海道のハト(バス乗車中の置戸町にて)
北海道のハト(バス乗車中の置戸町にて)

 神出鬼没のハトを逃すまいと、乗車中フルパワーでアンテナを張っておくスリルが足されて熱量爆上がり間違いナシ。このイベントを加えることで路線バス移動自体がより刺激的で楽しいものになるかも!?

 また、バスを待っている間などに周辺を歩いて珍標識を探してみるのも、ほどよい時間潰しになってオススメだ。

次ページは : ■あの組み合わせってあるの?

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