現役バスガイドが楽しく真剣に仕事の魅力を赤裸々に語る「へっぽこバスガイドの珍道中」は番外編でバスマガジンWEBですでにレポート記事が出ている、はとバスとJALのコラボツアーを現役バスガイド目線からレポートする。
文/写真:町田奈子
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■陸の現場から少し遠い場所へ
旅と一口に言っても、そのかたちは実にさまざまだ。移動手段一つをとっても、電車、バス、飛行機、船、自家用車。旅のスタイルも、団体ツアーから個人旅行まで幅広い。今回は、私自身が日々携わっている「陸の旅」と、普段なかなか触れることのない「空の旅」。この二つを同時に学ぶ機会に恵まれた。
参加したのは、はとバスのツアーだ。日本航空(JAL)のテクニカルセンターを訪れ、ビジネスクラスの機内食体験やCA業務、非常時対応までを体験できる、非常に内容の濃い企画である。
■案内を「聞く側」に回ったよ!
今回の取材にあたり、編集担当の古川から「ガイド目線での評価も」と声をかけられた。ただ、私は自他ともに認める“へっぽこガイド”であり、誰かを評価できるほど立派な存在ではない。だからこそ、完璧な目線ではなく、未熟な立場から見えたこと、学んだことを記していきたい。
私は東京でバスガイドをしたい一心で名古屋から上京し、東京という街に惚れ込み、自分なりに知識を積み重ねてきた。それでも、同じ景色を「案内する側」ではなく「案内される側」として見たとき、そこには新鮮な発見が数多くあった。
今回ガイドを務めてくださった藤原さんの案内は、流れが非常に滑らかで、声のトーンも心地よい。程よいユーモアが織り込まれ、聞く側の緊張を自然にほどいていく。まだ道半ばの自分との差を突きつけられるような時間でもあった。
■いつもの道が少し違って見えた理由
東京駅のはとバス乗り場を出発し、汐留ランプから首都高速へ。レインボーブリッジを渡り、羽田空港方面へ向かうまでのわずかな時間の中でも、「そうだったのか」と頷かされる話が次々と飛び出す。都内案内を得意としてきた自負が、少し気恥ずかしくなるほどだった。
レインボーブリッジを改めて眺め、この日は富士山の姿もしっかりと確認することができた。乗客として席に座ることで、案内される側の視点、そして初心の大切さを思い出させてくれる時間でもあった。
ちなみに、はとバスのガイドさんには私が現役バスガイドであることは、もちろん伝えていない。あくまでも報道関係者として取材したので当然だが、おかげで勉強させていただいたのでガイドの藤原さんにはこの場を借りて御礼申し上げたい。











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