「東京都」と聞けば、とりあえず高層ビルの立ち並ぶ大都会を連想したくなる。とはいえ東京には本州から遠く離れた場所にある島々が含まれているのは外せないところで、八丈島もまた東京都に属する離島の一つだ。
文・写真(特記以外):中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWebギャラリー内に、八丈島へのアクセス+現地交通にまつわる写真があります)
■300km先の東京都
八丈島は東京都区内からおよそ300km南下した先の太平洋上にあり、面積69平方km・周囲の長さ約58.9kmの、ひょうたん型をした形が特徴の島だ。江戸時代には流刑地になっていたのも歴史の一コマに刻まれている。
現在は海をテーマにした各種レジャーをはじめ、シンボル的存在の八丈富士登山ほか、(一応は)東京都内にいながら本格的な南国気分が味わえる観光地として、特に夏場は多くのお客さんで賑わう。名物特産はパッションフルーツ、あしたば、くさや、島寿司など。
また、あくまで都内だけあって、島内を走るほとんどの自動車が品川ナンバーであるのも、現地へ訪れた際に分かっていても押さえておきたい定番の小ネタと言える。
■空と海から選べる八丈島へのアクセス
さて、そんな八丈島へ行くには、どこからどのような手段を使ってアクセスできるのか。2026年3月現在のところ、空路と海路の2通りから選べる。
まずは空路であるが、こちらは東京の羽田空港からANAが八丈島線を運航しており、2026年3月現在のダイヤ準拠で1日3往復。
その昔はプロペラ機のYS-11がノンビリ飛んでいた時代もあったが、最近は全便ボーイング737もしくはエアバスA320の双発ジェット機が使われている。所要時間は55分。
■船便という渋い選択肢
もう一つは海路を使う方法。船で行く際の本州側の港は、東京都のJR浜松町駅から歩いて行ける竹芝桟橋(竹芝客船ターミナル)となっている。
竹芝から東海汽船による貨客船が就航。全長118m・5,700tクラス、596人乗りの黄色い船体がよく目立つ大型船「橘丸」が、ほぼ選任で太平洋を行き来している。
八丈島行きは竹芝を夜22:30に出発、三宅島と御蔵島を経由して八丈島には翌朝の8:55に到着するスケジュール。
竹芝行きのほうは昼行便となっていて、八丈島を朝9:40に出帆して御蔵島・三宅島に立ち寄り後、19:50に竹芝に着くダイヤ設定だ。
■こんな行き方も!?
上記2パターンのほか、よほど何か思うところあっての趣向になるかもしれないが、調布飛行場→三宅島→御蔵島→八丈島、という行き方(お好みで大島経由)も時刻表の上で語る分には繋がらないこともない。
この場合、調布〜三宅島間は新中央航空による19人乗りの双発プロペラ機ドルニエ228、三宅島〜御蔵島〜八丈島間を東京愛らんどシャトルの9人乗りヘリコプター・シコルスキーS76あるいはレオナルドAW139の、ものすごく珍しい搭乗体験が待っている。
それぞれの路線の所要時間は調布〜三宅島が45分、三宅島〜御蔵島が10分、御蔵島〜八丈島が25分となっている。








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