世情が不安定だと何かにすがりたくなるのは古今東西変わらない。みんな大好きパワースポット巡り、今回は女子街歩きの基礎とも言える葉山に行ってみた。パワーを必要とする皆様のために、路線バスで行くパワースポットをバスマガジンWEBのオリジナル連載で紹介する。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■葉山には何がある?
神奈川県の葉山町は三浦半島に位置し、最も有名なスポットはなんといっても御用邸だろう。同時に著名人の邸宅や別荘地としても有名で、海水浴場や風光明媚な海岸線とともに女子の街歩きの基本中の基本として首都圏では名高い。京浜急行が街歩きに特化した特別企画乗車券を発売していることからも特徴がうかがえる。
まずは葉山町まで行かねばならないが簡単だ。先述した京浜急行だと逗子・葉山駅、JRだと横須賀線で逗子駅がアプローチ駅となる。路線バスは逗子駅を中心にして運行されているし、褻ぢ品急行の駅にももちろん停車するので発地で便利な路線を選択すればよいだろう。記者は横須賀線で行った。 ちなみにどちらの駅も逗子市に存在するので、葉山町に鉄道駅はない。
■バスの便は比較的多い
逗子駅からは京急バスに乗車する。逗12系統が今回行く森戸大明神の参道前に停車するので便利だ。同系統は概ね15分に1本の頻度で発車しているが、これから行く森戸大明神や海岸線、御用邸の近くを走るので混雑している。
記者が乗ったのは平日の昼間だが、それでも多くの観光客が乗車してなかなか盛況である。運賃は280円で所要時間は15分程度だ。下車するバス停は「森戸神社」で、バス停の前は海岸線と神社の参道である。
交通整理のされていない横断歩道を渡るのだが、止まってくれると過信せずに渡る意思を示して横断歩道の前に立とう。ショートカットして斜め渡りしようと機会をうかがっていても横断歩道の前ではないので渡るのか渡らないのかが不明で、その瞬間にスタートを切られてもバスは止まれない。
■景色が良すぎる!
神社の参道はどこでも神聖な雰囲気と空気で、鎮守の森の中に入っていくような少し薄暗くなるようなイメージがあるが、森戸大明神に限って言えば目の前は海岸で海水浴場で、古くからマリンスポーツが盛んな、明るく陽気な雰囲気なのだ。
参拝はひとまず置いて脇の駐車場を通り過ぎると、ちょうど本殿の裏手側は一面が海で、当日は見えなかったが、天候によっては富士山が望める眺望なのだ。この景色は御用邸からのものとほぼ同じと思われるので、それだけでも御神徳を感じることが出来よう。
■参道にある小さなお稲荷さん
再び参道に戻り、途中の小さな稲荷社に目を向ける。小さくても赤い鳥居と駒狐が鎮座しているので稲荷社であることはすぐにわかる。社号標には「おせき稲荷社」と書かれてある。この「おせき」とは「お咳」のことのようで、古くから咳が止まらない人や、のどを使う人に篤い信仰があるようだ。
よって、現代では単に咳止めという御神徳だけではなく、のどを使うアナウンサーや声優、あるいは技芸向上や広く病気平癒の御神徳があるとされ、広く崇敬を集めている。最近ではさまざまな推し活をする方が多くなっているが、惜し声優の活躍のために参拝する方も多いだろう。
おせき稲荷社の脇にそれれば川から海にそそぐ河口沿いであり、隣接の海水浴場とともにとことん風景が楽しめる神社なのがわかるだろう。









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