古き良き、高速バスが百花繚乱だった時代のルートや車両をアーカイブ記事として紹介するこのコーナー。今回は『速い話が一直線』をキャッチフレーズに、都心から日光への昼行便が堂々の開業を遂げた1995年のお話だ。
首都圏在住の人には箱根と並ぶ超一級の観光スポットだった、日光・鬼怒川温泉。精悍な姿の東武特急で快適にひとっ飛び!! のリゾートだった。そこに[新宿発]を高らかに謳ったバスが切り込んだころ、まだ高速バスには試行錯誤の時代だったのかもしれない。
執筆/写真:石川正臣
※2016年7月発売「バスマガジンVol.78」より
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