名水間違いなし!
一度、田名バスターミナルまで戻り、「橋57」系統で7分程度、6停目の「水場」バス停で下車する。ここには本当に「水場」があるからおどろきだ。「水場のヤツボ」は相模川沿いにある湧水地で、江戸時代から生活用水として長く使われていた湧き水を集めた沢のことだ。
ここで相模原市役所の力を借りて、説明を受けるために「おもてなしの心」を持ち、観光客を楽しませるべく活動を続ける「相模原市観光マイスター」の𠮷澤紀元さんにご足労いただいた。
同氏によると多くの伝説や由来のある沢だが、現在では衛生上の観点から湧水は飲用しないように注意喚起されているとのこと。しかし昔から飲まれていた湧水なので味は良いとのことだった。
記者の自己責任で飲んでみた!
ここからは記者の責任で実際にヤツボの水を飲んでみた。非常にまろやかで雑味がなく美味しい水だった。現在の厳しい法律上の問題から、飲用ができても定期的な水質検査等の必要があり飲用不可とせざるを得ないのだろうが、間違いなく名水だと思うので市役所にはフィルターを通して飲用に適する水にするなどの改善を求めておきたい。
文字通りターミナルとして今回は活用している、田名バスターミナルに戻り、「相17」系統で8分ほど、6停目の「グリーンプール入口」停留所で下車。相模原菓子工房ら・ふらんすに行く。
地元御用達の特選スイーツ!
「相模原菓子工房ら・ふらんす」は地元の方がわざわざ車で来て買い求めていくスイーツ店だ。取材したときはイートインは中止されていたが、撮影のために特別に開けてもらったのだが、こちらもいい雰囲気だ。コロナが落ち着きイートインスペースが再開されれば、ぜひもう一度行きたいオシャレなスペースだ。
人気は「さがみはら推し土産スイーツ」にも選ばれた「横山シュー」だ。地元の北島牧場の低音殺菌の牛乳と田名の小川養鶏所の新鮮卵を使用していて、サクサクのパイのようなシューと弾力のある濃厚なクリームが魅力だ。パクっと一口とはいかないボリュームも女子ウケしそうだ。
引き続き「相17」系統で4分ほど4停目の「グッディプレイス前」で下車。そろそろ夕方でおなかがすいてきたので、夕食にラーメンを食べる。
えー!トマトらーめん?
相模原市はラーメン店が多いことでも有名で、特に相模原ラーメンというカテゴリーがあるわけではないが、とにかくさまざまなラーメン店が並んでいるので、よりどりみどりという言い方もできる。激戦区なために美味しいお店しか残らない地域でもある。
やってきたのは「らーめん 初代 一国堂」だ。名物は「とろとろトマトらーめん」。いやいや、ラーメンにトマトはないでしょう? と思いながら、注文する。トマトは分かるとしても「とろとろ」はいったい何なのか?正解は女子が大好きなチーズだった。
つまり「チーズトマトラーメン」だと言ってよい。完全に恐れおののきながら注文品に目を向ける。真っ赤だ。この色はトマトなので激辛系ではないことは理解できる。チーズもたっぷりと乗っている。食べてみると、ちょっと味噌味のミネストローネといった感じで美味しい。
さすがはさがみはらぁ麺グランプリ2019の準グランプリ受賞作だ。好みは分かれると思うが、ラーメンを食べた後まで待てばみんな大好きになると思われる。
残ったスープにご飯を入れて食べるとミネストローネ風のリゾットに変わるのがマジックだった。ここまで味わってみて、なるほどファンが多いのも納得のラーメンだった。