■昼食会場までドライブ!
東京駅を出たガーラは、千代田区をごゆるりドライブと称して、桜田門~国会議事堂・最高裁判所・首相官邸~半蔵門~千鳥ヶ淵~靖国神社付近を通り、ガイドの案内を聞きながら昼食会場である東京ドームホテル「リラッサ」に到着した。ここで降車してブッフェの昼食・ツアー限定リラックマパフェを楽しむ。
ガイドの注意によると、食べ放題だが最後に限定パフェが出てくるのでその分だけはお腹を空けておくようにとのことで、参加者はその意識をもって食事を楽しんでいたようだ。
また全国旅行支援の東京都クーポンも紙・デジタルともに使用できる場所の案内もあり、昼食会場ではアルコール等の別料金支払いにも利用できるということだった。このあたりの細やかな案内や配慮はさすがだ。
■スカイツリーでバスの撮影会!
昼食が終わると東京スカイツリーに向かい、団体ロビーからエレベーターを乗り継ぎ350mの展望台まで上るのも料金に含まれる。都内に住んでいてソラマチには何度も行ったが展望台に行くのは初めてで、記者も圧巻の風景に感動した。
そしてソラマチにはリラックマストアもあり、参加者はそちらもお目当てのようだった。
スカイツリーのバス専用駐車場では両隣のバスが発車していったことから両側が空き、ラッピングの撮影が容易になったタイミングで運転士やガイドが撮影できる旨を伝え、入ってくるバスに注意を促しながらの撮影タイムになった。
全員が撮影を希望したのでドアを閉めて「完全な形」での形式撮影ができるようにしていたのも乗客目線の配慮だ。
この際にせっかくなのでバスの形式写真の撮影方法を乗客に伝授し、座席でのぬいぐるみとの撮影も手伝い、余計なことかもしれないが世の中にはバスファンというカテゴリーもあるということを伝えた。
■浅草寺のはとバス専用駐車場でリラックマ登場祭り!
最後の降車観光は浅草だ。浅草寺の裏にははとバス専用のバス駐車場があり、そこに入る。ただし運行初日のこの日だけは駐車場にリラックマが登場し、記念撮影ができるということもあり、浅草寺や仲見世通りに足を延ばした乗客はほとんどいなかったようだ。
バスが駐車場に入るときに不思議に感じたのは、乗客でない多くの人が駐車場で待ち構えて撮影をしていたことだった。それもバスファンではなく明らかにリラックマファンのようだった。
まずは同乗した報道関係者からフォトセッションを行い、続いて乗客が思い思いにリラックマの横に立ち記念撮影をした。
ここでも座席ではツーショット撮影が自由に行われ、姉妹で参加したという乗客の撮影を手伝い、記者も撮影させてもらった。姉妹が最も気に入ったと後で申し出てくれたのがこの写真で、「日常感があって本当に素敵です。大切にします!」と語ってくれた。
■どちらのファンにとっても価値あるはとバスツアー!
こうして最後の降車観光が終了し、バスは首都高速道路を介して東京駅に戻った。多くの参加者はバスが回送で出ていくのを見送るのだと乗り場を動かなかったことが印象的だった。
同社では好評すぎてすでに満席であることから、ルートと特典は若干異なるものの夜の便を設定し、急きょ発売をしている。
バスファンにとっては東京を再発見できるプロの案内と、その案内に合わせた絶妙な運転を体験するだけでもはとバスに乗車する価値はあると感じたし、リラックマファンにとっては素敵な思い出となったであろう、どちらのファンにとっても素敵なはとバスツアーだった。
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