■乗り過ごしても大丈夫
V字の付け根部分に相当するのが「三谷駅入口」停留所。12:44発で来ると、ここで防長交通の湯田温泉行きに16分の待ち時間で乗り換えができる。
所要時間は38分。実は車内放送の停留所案内が1つズレていたため、駅入口で正しい案内が流れず、あれ? さっき線路跨がなかった!? と気付いた時にはすでに遅し。
三谷駅入口の次・大暁橋(おおやけばし)まで連れて行かれてしまった。停留所一つ分なら歩いてカバーできると思いきや、1.4kmとバス停の間隔としてはショックを受ける距離だ。
でも12:44発の便なら大丈夫。これから乗る湯田温泉行きは一部経路が東萩駅行きと同じで、大暁橋を通るのだ。
そのため対向車線側のバス停に移動して待っていれば問題ない。ちなみに乗り過ごしは三谷駅入口の5つ先・「生雲中央」バス停まで耐えられる。
ちなみに津和野バスセンター9:25発の場合、湯田温泉行きは三谷駅入口が始発のため、乗り過ごしたら「プランB」の発動必至だ。
■終バスで山口の中心部へ
乗り換えた湯田温泉行きの便は、JR山口線の線路に並走する経路では実質的な終バス。逃すと怖いが乗ってしまえば、あとは山口の中心部まで直通してくれる。
終点の湯田温泉まで乗って行っても構わないが、バスが立ち寄る「県庁前」で下車すると、新山口駅方面へのバスが始発(あとトイレがある)なので、ちょっと楽かも。この場合の所要時間は43分。
当日は山口の市街地周辺で他に見て回る場所があったため「市役所前」で降りて用事を済ませ、後で県庁前へバスで移動して始発の新山口行きを利用した。
県庁前発・新山口駅は20分おきくらいに出ている。経路違いがあり、終点まで45〜57分くらいの所要時間といったところ。
■一応1日でも移動できる
きっちりバスの時間を狙う必要があるにせよ、思っていたよりずっと簡単スムーズに、二つの県を縦断する形で益田駅→新山口駅を路線バスだけで行けてしまった。
訪問時は津和野で宿泊したので、所要日数に2日かかっているが、益田駅を10:45に出発する石見交通津和野線に乗車すれば、その日の15:30頃に新山口へ着ける。1日での移動も可能というわけだ。
また、横断の要素が若干入るかもしれないのはご愛嬌にして、津和野から乗る東萩行きの終点まで行っても、東萩駅発・新山口駅行きの路線バスがあり、それに乗り換えても行ける。
津和野発の全便が東萩駅前での新山口駅行き乗り継ぎに対応しており、どの便も大体1時間くらいの待ち時間だ。
■島根・山口縦断ルートと県境越えバス基本データ
【モデルルート】
益田駅前→(石見交通 津和野線)→津和野駅→(徒歩)→津和野バスセンター→(防長交通 東萩駅前行き)→三谷駅入口→(防長交通 湯田温泉行き)→県庁前→(防長交通 新山口駅行き)→新山口駅
※防長交通 東萩駅前行きは津和野駅も通るため、バスセンターまでの徒歩移動は省略可。
【距離・乗車時間・運賃】
約104km、およそ3時間20分、2,980円
【バス路線の基本データ】
防長交通 東萩駅前〜津和野バスセンター
・跨ぐ県:山口県 → 島根県
・移動距離:65.9km
・所要時間:106分
・全区間の運賃:2220円
・停留所の総数:70
・島根県内の区間距離:約5km
・島根県内の停留所の数:3
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