■亀山市勤労者ファミリーフェスタ
到着した亀山公園は市内中心部にある公園である。元々は亀山城藩主の別荘があった場所で、南側には亀山城跡がある。現在は総合公園として芝生広場や菖蒲園・歴史博物館などを備える。以前は市立図書館があったが、駅前のビルに移転した。
また亀山城跡のお堀にあたる場所にある菖蒲園は、菖蒲が100種2万株と三重県最大級の広さに植えられ、開花時期には多くの来場者で賑わう。この日開催された「亀山市勤労者ファミリーフェスタ」は例年この時期に開催されているイベントでステージイベントや各種バザーや飲食テントが並ぶ人気の秋祭りだ。
この日も晴天に恵まれ多くの人が来場していた。筆者が降りたバス停の近くを見ると、バスが展示されていた。筆者の目的はこちらであることは言うまでもない。イベントの展示としてパトカーや消防車などが来ていたのだが、三重交通からもバスの展示がされていた。
用意されたのは当地に来るのに乗車したポンチョである。普段市内で見かけるバスなので、なるほどこれだと馴染みのあるバスなのだろう。車内の見学も可能だが、車両はさわやか号とほぼ同じである。掲示物には「ぐるっと・つーバス」に関するものがあり、主に津市内を走っている車両を持ってきたのだと気がついた。
ちなみに「ぐるっと・つーバス」とは津市内中心部を巡回するバスで、NPO法人バスネット津が運営し、運行は三重交通が行っている。近鉄津新町駅を起点として市内にある主な病院や商店街、スーパーや百貨店など立ち寄りたい場所を繋いで運行されている。運賃は1乗車100円と利用しやすいので、津にお越しの際は乗車してみてはいかがだろうか。
バスの外には三重交通製の顔はめパネルも置かれていて、記念写真を撮る光景もみられた。四日市市で行われるきんてつ鉄道まつりでもお馴染みのパネルだ。
バスの横ではテントが置かれ、制服を着て記念撮影やバスの乗り方教室、グッズの販売などが行われていた。そして粗品を配布していた。これは会場に「さわやか号」を使って来場した人に配布されていたもので、バスを降りる時にもらった引換券で受け取る仕組みだ。
トートバッグに入った「さわやか号」のペーパークラフトとテープのり、折り畳み式の団扇とカトラリーという、粗品と呼ぶにはなかなか盛りだくさんだ。帰りはバスの時間が合わなかったため、徒歩でのんびりと紅葉を楽しみながら駅へと向かうことにした。
■地域のイベントにもバスが!
今回は秋のイベントへ参加記をお届けした。バスを見たいというのであればバス会社が開催するイベントや、はたらくくるまの集まるイベントに行くと確かに多くの車両を一度に見れるのだが、こうした地域のイベントにもバスが1台やってくることがあり、意外とゆっくり撮影できたり車内もじっくりと見学できるたりとメリットが多い。
また公共交通機関を使うとノベルティがもらえるなどなかなかオイシイ思いをすることもある。規模が大きくないので開催自体を捕捉するのが大変なのだが、近場で調べて行ってみると思わぬ発見や交流を経験することができるかもしれない。
【画像ギャラリー】地域のイベントでもバスは来るぞ!「亀山市勤労者ファミリーフェスタ」バスレポート(20枚)画像ギャラリー






























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