■古い体質の人
バス運転士にはいまだに師弟関係を重視する風潮が残っている場合がある。ただしこれを否定するつもりはまったくない。しかし現在ではどこの事業者でも統一した安全基準を持っていて、それに基づいて同じ教育をしているはずなのだが、いざ営業運転に就くと先輩風を吹かして師弟関係と勘違いする古い体質の人はいるようだ。
それらの「教え」が正しいものであれば、師弟または先輩と後輩の間の「指導」として成立するのだが、概して自分が培ってきた経験則だけの自己流で、会社制定の基準とは異なることが多い。もちろんそれらの中にも取り入れたい「良い教え」もあるので、適宜取捨選択すれば、自分にとっても良い経験になるのだが、概ね勘違いした師弟関係は強要されるので話がおかしくなる。
そういう「ご指導」が現代ではパワハラに該当する場合もあることを知るべきで、そういう時代ではない、時代遅れの考えで思考をアップデートすべきなのだ。昔取った杵柄でベテランだったのだろうが、現代では通用しない、長い目で見れば向いてない人に該当しかねないのではないかという意見で一致した。
■楽しいと思える職業かどうかは重要なファクター
賃金や待遇面は今後の課題として事業者側の対策を待つしかないが、バス運転士の仕事とは運転をすることではない。旅客を安全に目的地まで運送することだ。もちろん仕事なので楽ちんということはない。記者の場合はまだ初任運転士なので体力面よりも常に気を張る事の方が多い結果、気疲れの方が多い。
それでもバスが好きなので、運転も乗客の接遇も楽しいと思っている。現状ではバスが好きだという人たちにより業界が支えてられている面は多分にある。事業者も労働環境の改善はすぐにできることなので目に見える取り組みをしている会社はある。そうしたできることからの歩み寄りにより、待遇面も環境面も満足できる職業に「戻って」欲しいと願っている。
今では大型免許がなくてもバスを営業所内で体験運転させてくれて、聖域なしに質問に答えてくれる採用活動をしているので、「向いていない人」以外は自分の目と判断力だけを信じて、まずは気軽に参加してみるのもいいのではないだろうか。記者のように臨時運転士(バイト)で入社して、自分の職業として可とするならば、それから正社員に転向するという手もあるのだ。
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