■2階建てバスの未来やいかに!?
2024年現在のところ、新車で購入可能な日本製2階建てバスは1種類もないが、新たに2階建て車両を高速バスに導入する動きが最近それなりに見られる。決して2階建が廃れてしまったわけではないようだ。
現在は、ベルギーのバンホール/スウェーデンのスカニアが手がける「アストロメガ」が、日本の2階建てバスの本流となりつつあり、老朽化が進む三菱エアロキングの置き換え用にも選ばれている。
また、車体の屋根を撤去してオープン構造に改造、車内から都会のビルや空を見上げて楽しむ趣向の観光バスが、2000年代から出始めている。
そういったオープンバスは、現在進行形で続々登場している。2階席の目線が高く、より豊かな眺望が得られる2階建てバスがここでも重宝され、輸入車はもとより過去に製造された国内メーカー製の2階建て車両がベースになることもある。
一般的なハイデッカー車とは比べ物にならないほど、分母の数が少ない2階建バスと言えど、今後も活躍の伸び代はまだまだ残されていそうで、大いに期待が持てる。
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