■路線バスへのリスペクト?
街を歩いていると、ごくたまにバス停はおろか、バスとも殆ど関係のない“バス停”に出会す。形は本当にバス停そのもの、しかし掲示されているのはお店や商業施設などの案内。
いわゆる看板であるが、店舗の看板にバス停標識の世界線を取り入れるという、ちょっと楽しげなアイディアに思える。
少し掘り下げてみると、バス停をオマージュした店舗向けの看板、なる製品が発売されていた。本物のバス停で言うところの「ひまわり型」の標識をイメージしており、高さ1.4m、重さ14kgほど。市場価格で大体4万円前後だ。
土台がコンクリート製のため安定性が高く、「なんでこんな所にバス停?」と思わせるキャッチーな存在感が、バス停型看板のセールスポイントになっているようだ。
初めから看板向けに作られているため、完全な「バス停じゃないバス停」といえばコレだろう。しかし、実際にバス事業者で使われていた本物のバス停標識が、払い下げられて看板に転身した例だってゼロではなさそうな気もする。
本来の用途目的を大胆に無視(!?)した、風変わりなバス停標識の使い道……上記以外にどんなパターンが実在するのか興味深いところだ。
【画像ギャラリー】街歩きして見つけた「バス停じゃないバス停」(5枚)画像ギャラリー
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