■高速車に電気車まで!
続いて濃飛バスだ。同社は高速車を展示した。3列シート車で後部トイレ設置車である。夜行バス等で使用されている同車は、シートも睡眠に適した疲れにくい固さとリ深いクライニングを備えている。車体後部ではエンジンカバーがオープンされ、内部を見ることができた。
また名阪近鉄バスからは電気バスが展示された。筆者も見たことのなかったバスだが、4月8日から運行を開始したばかりの新車で、それほど「発見」されていない車両だ。現在は路線バスとして大垣市内で運行している。
特に決まった路線に限定されているわけではないので、狙って乗車することは難しいかもしれないが、今後は大垣駅のバス乗り場で見つけることはできそうだ。車体はBYD製の小型路線バスJ6で、各座席にUSBポートを備えている。
通常運行時にスマホなどの充電をすることが可能なほか、災害時には電気供給ステーションに活用できるという。名阪近鉄バスの電気バスはこの1台だけで、プレスリリースではこれからも環境に配慮したバスの導入を進めていくということなので、実績を見ながら投入されていくのではないだろうか。
■連節車とダブルデッカー車を相手に綱引き!
バスの展示会場の横では岐阜バスによるバス部品や廃品の販売が行われ、多くの来場者が列を作っていた、それにも増して人気だったのはバスとの綱引き大会だ。昨年は降雨のため中止となったイベントだ。綱引きの相手は岐阜バスの連節バス「CITARO-G」と、JR東海バスのエアロキングである。
1時間おきに交互に開催されていて、どの回も定員いっぱいになるほど盛況だった。今回は天候に恵まれ綱引き大会を見ることができたが、やはり重量級のバスなのでバスが動き出すまではかなり力が必要で、子供たちは一生懸命に綱を引いていた。
■バスのイベントは意外に多い?
「バスフェスタ2024inモレラ岐阜」の様子をお届けした。昨年に比べると展示されていたバスの台数は減っていて、また現地で見た限りではブースの数も少なくボリュームにはやや欠ける印象があったが、天候に恵まれたくさんの来場者があったようだ。
また存在感のある岐阜バスの連節バス「CITARO-G」とJR東海バスのエアロキングが、本イベントの最大の目玉だったことは間違いないだろう。
集客が見込めるイベントでは事前に応募が必要だったり、人数を制限したりと何かと面倒なことが多いが、ようやく自由に来場できるイベントも多くなってきた。探すとバスのイベントも意外に多く、路線バスや高速バスの車両や雰囲気を楽しんでみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】シターロGとエアロキングが顔合わせってマジ?『バスフェスタ2024inモレラ岐阜』イベント取材レポート(17枚)画像ギャラリー
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