■現代とは違う個性的な車両たち
今回見つけた写真には(相変わらず)撮影データなどが記録されていなかった。写っている車両や、前後のコマの画像などから、概ね1993~94年頃に撮影されたものと考えられるが、読者の皆様にも是非、推理をして頂けたらと思う。
さて、写真を見てみると、実にバラエティー豊かな車種が止まっていることが分かる。この当時、まだ三菱ふそうの車両は1台も配置されていなかったことが窺えるが、前述の3ドア車を中心に、新旧様々な車両が見られる。
まだモノコックボディの車両も残っており、3メーカーそれぞれの車両が写真に写っている。調べてみると、当時の虹ヶ丘営業所へ新製配置されていた車両の多くは3ドア車だったようで、ほとんどは他の営業所から転属してきた車両だった。
なお、3ドア車は1994年まで導入され、その後は通常の前・中2ドア車のみとなった。
近年は、以前のような路線バスの特注が難しくなり、会社ごとの特徴はほとんどなく標準化されてしまった。3ドア3方シートのような個性的な車両は、今後登場することはなさそうだ。
今も団地と駅を結ぶ混雑路線を多く持つ、虹ヶ丘営業所や青葉台営業所には、少し長い車体を持つ車両が導入されているところに、その名残が見えるようだ。
【画像ギャラリー】あの頃の東急バス虹が丘営業所(15枚)画像ギャラリー
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