■不正乗車が大量発生した例
これには実例がある。オランダのアムステルダムが市内の交通網に信用乗車方式を導入した際、不正乗車で捕まって罰金を払う額と、通常運賃の額を比較した場合、不正乗車をして罰金を払う方が安いということになって、不正乗車をする人が大量に発生。結局、乗務員が運賃収受を行う元の方式へ戻した。
乗客側のデメリットとして、都市部から郊外方面へ向かう運賃変動制の路線で、目的地までの運賃がいくらなのかが分かりにくいという点だ。
最近では各都市の交通局がアプリで運賃を分かりやすく表示しているので大分楽にはなったが、券売機で紙のチケットを買う場合は、運賃表があるわけでもないので、結局乗務員に聞かないと分からない。
冒頭の検札があったバスは、まさに運賃変動制だったが、いつも乗っている路線だから分かるというだけで、初めての場所だと戸惑うかもしれない。
日本でもバスやトラムなどで、信用乗車方式の採用を検討しているところもあるようだが、罰金額の部分で法改正と運送約款の変更ができるかどうかが焦点となりそうだ。
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