富士急行が開催した「春の富士山めぐりプレスツアー」に参加したのでレポートする。例年、この時期の取材は富士芝桜の話題が中心になるが、今年はバスの話題満載でお届けする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■プレスツアーは貸切のセレガが運行
取材地が山梨県なので、富士急行では取材のために毎回貸切バスを用意する。当然ながら富士急グループのバスが来るのだが、今回はどこのバスが来るのかとバスマガジン記者としてはまずはここが楽しみなところだ。待っていたのは「足立ナンバー」。よってフジエクスプレス江戸川営業所で確定だ。
フジエクスプレス江戸川営業所は旧富士急行観光にあたる。富士急行観光がフジエクスプレスと合併して江戸川営業所になった。しかし、もともと所属していたバスは「富士急行観光」のまま運行しているので、そろそろレアな塗色になりつつある。今回は2台の貸切車が用意されたが、いずれも日野セレガだった。
取材のため多くの機材を持った記者やカメラマンを乗せたバスは、初台から首都高速に入り一路、山梨県を目指す。2時間ほどで富士本栖湖リゾートにある芝桜会場に到着した。
■今年は気候が暖かすぎるので早めにGO!
平日にもかかわらず大盛況の大入り満員状態で、ここ数年間は見かけなかった外国人観光客も多く見られた。今年は暖冬の影響で芝桜が咲くのが早く、すでに7-8分咲きだ。大型連休に行こうと考えている方は、今年に限っては早めに行くことをおススメする。
毎年何かが充実してくる富士芝桜まつり会場だが、屋外のベンチスペースが歩きやすいように整備され、フォトスポットも充実しピンクの海原に浮かぶボートが誕生した。どのスポットも行列ができていて、やはり若い女性が並ぶ姿が目立った。
当地での食事はカフェでの「ケジャリー風スパイシーピラフ」をおススメしたい。ハイランドリゾートが経営するカフェなので味は折り紙付きだ。そしてそれを証明するのがカトラリーだ。カフェでこれだけ磨かれ抜いたカトラリーは見たことがない。それだけでも高級感と満足感が大きい。
写真のピラフは通常メニューと異なるローストビーフが乗っているが、これは撮影のための特別仕様だ。別途ローストビーフはメニューにあるので、それも注文すれば同じようになる。しかし標準で入っているサーモンも一級品で、素材の確かさがうかがえる。食べてみればわかるのでこれ以上は語らないことにする。
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