■スカニアが頻繁に出撃中!!
さて、バス駐車場には河口湖駅やバスタ新宿等、当地へのシャトルバスや臨時高速バスが発着する。しばらく見ていると、なぜかスカニア・バンホールのダブルデッカー車が頻繁にやってくる。
新宿から来たのであればこんなに頻繁には来ないし、そもそもフジエクスプレスに2台しかなかったはずである。よく見ると所属が富士急バスに変わっており、どうやら転属したようだ。高速車として使用されていたスカニアは、なんと河口湖駅とのシャトルバスとして大量輸送に従事していた。
つまり電車で河口湖駅に到着してシャトルバスで会場に来るのであれば、スカニアに乗れる可能性があるということだ。一般路線車での運用がほとんどだろうが、運が良ければスカニアに乗ることができるだろう。
■なんと新型EVバスも登場だ!!
さらにバスの話題が続く。富士急ハイランドに移動すると、富士急グループの新型EV路線バスの展示があった。取材日現在ではまだ運行を開始していないが、過去にBYD社のEVバスを導入した富士急グループが日本で設計し中国で生産したEVバスを新たに導入した。
ノンステップ大型路線バス1台が駐車場に展示され、電源は入っていなかったが自由に車内を取材できた。中ドアは引き戸ではなくプラグドアで、ほぼ全席にUSBソケットが搭載されているのが電気で走るEVバスっぽい。さらに前輪タイヤハウスの中には災害時や非常時にAC100Vが供給できるコンセントを2基備えている。
走行しない状態での展示だったために、モーター音や走行性能は未知数ながら、スペック上は200km以上の走行距離と60km/hでの巡航が可能なようなので、定期的に営業所に入庫する路線バスとしては十分だろう。
実は乗用車でもそうだがEV車の弱点は暖房だ。内燃機関がなく熱源を持たないので、純粋な電気暖房を行うしかなく、その消費電力と満足な暖房能力が問題になる。
乗用車では狭い車内なので先にシート暖房を行うことで消費電力を抑えるが、このバスは後方座席位置が比較的高いので全体として客室容積が大きく、山梨での冬季暖房能力が試されるところだ。
■お土産品も立派な撮影アイテムだ!!
気になる富士急ハイランドの施設は恒例の夏リニューアルに向けて目下のところ絶賛工事中なので、夏休み前には詳細なレポートができることだろう。そのころには新型のEVバスが走っているだろうから、見かけることができれば走行する姿をレポートできるかもしれない。
今回は主に芝桜まつり会場のレポートになったが、最後にお土産品について述べておく。会場では多くのキッチンカーが出ているので、芝桜を見ながらの買い食いも楽しい。
その結果、意外にもお腹がいっぱいになってしまう可能性がある。そこで、食べてもいいし持ち帰ってもよいお土産にもなる美味しいおやつを紹介しよう。
「フジヤマクッキーキッチンカー」にある「フジヤマハニーカステラ」や「フジヤマクッキー」はドリンクとのセット品を購入してその場で食べてもいいし、ドリンクだけ飲んで持ち帰ってもよい。ボトル入りクッキーもあるのでお土産としての狙い撃ちも可能だ。
芝桜や富士山を背景に撮影した後にお土産にすると一石二鳥だ。バスマガジンなのでバス目線でレポートしたが、それぞれのスタイルで大型連休の旅行を楽しんでいただきたい。
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