首都圏と九州を結ぶ船舶は2航路!! アプローチするバスで選ぶのはマニアすぎる!?

首都圏と九州を結ぶ船舶は2航路!! アプローチするバスで選ぶのはマニアすぎる!?

 首都圏と九州を結ぶ公共交通機関は多くあり、通常は航空機を選択することが現実的であり一般的だ。もちろん新幹線もバスもあるので、時間があり移動そのものを楽しむのであれば選択の幅は広い。今回は船舶便について前後の交通機関を含めて紹介する。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■一番安いのは航空機だって!?

西鉄と天領バスの福岡行きが並んで降車休憩
西鉄と天領バスの福岡行きが並んで降車休憩

 首都圏と九州の移動を考えるのであれば最も早くて安いのは実は航空機である。もちろんLCCなので成田発着になるが、成田空港までの交通費を含めても最も安いのはLCCだ。一流航空会社でも割引をうまく活用すれば羽田発着で新幹線よりも安く早く移動は可能だ。

 新幹線は博多までの所要時間が最速で5時間ほど、運賃と料金は22000円ほどだ。メリットは本数が多く思い立ったら予約をせずに自由席に飛び乗れば行けてしまう手軽さだろう。朝出れば昼過ぎには博多に到着できるので、まだ現地で活動時間が残されているのも利点だ。

 さて高速バスはどうだろうか。もっとも有名な「はかた号」であれば、所要時間は14時間ほど。下りはバスタ新宿を21時に出発して博多バスターミナルには翌日の11時17分着だ。夜行便なので長距離でも、なんとか午前中に到着することは可能。

 ただし運賃はダイナミックプライシングなので確定はしないが3列シートで17000円程度、個室で22000円程度。はかた号の個室と新幹線の普通車指定席がさほど変わらない。これは好みと体力の問題だが新幹線の5時間は結構疲れると思うのは記者だけだろうか。

■船舶便なら2航路から選べる

オーシャン東九フェリーのファンネル
オーシャン東九フェリーのファンネル

 以上をふまえた上で、船舶便を見てみると現在は2航路ある。神奈川県の横須賀港から北九州市の新門司港を直行で結ぶ東京九州フェリーは、下りの場合で横須賀を23時45分発、新門司に翌日21時着と約21時間で結ぶ。船中泊は1泊だ。

 ただし最寄り駅の京急横須賀中央駅から横須賀港までの公共交通機関はなく、徒歩かタクシーになる。一方で新門司港では送迎バスが小倉駅・門司駅とを結んでいるので楽に駅まで到達できる。しかも結構距離はあるのだが、送迎バスの運賃は無料だ。

 もう一つの航路は古くから就航しているオーシャン東九フェリーだ。こちらは東京港と新門司港を徳島経由で結ぶ。徳島を経由するので船中泊は2拍になる。

 ダイヤの比較は後述するが、東京港へは東京駅・国際展示場駅・東京ビッグサイト(構内)からジェイアールバス関東が路線バス(ハイデッカー車)を出しているので足は確保されている。

 ただし新門司港では無料の送迎バスはなく、門司駅まで送迎タクシーを有料で利用することになる。下り便の場合は船内で申し込み、440円のチケットを購入する。

 門司駅からはタクシー乗務員が旗を持って待機しているので声をかければ乗車できる。こちらも440円を乗務員に支払う。

 乗客が多数いる場合は無線で続行車を手配する仕組みだ。これらのことから首都圏側では出発地にもよるが、東京港フェリーターミナルの前までバス便があるオーシャン東九フェリーが便利なように感じる。新門司港では無料の送迎バス(西鉄バス北九州が運行)が走る東京九州フェリーが便利なように見える。

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