■奥の院が本当のパワースポット?
拝殿左横にさらに上に向かう細い道があるが、登ると奥の院がある。登るといっても社殿の裏側なので15秒もあれば行ける場所である。古墳の石室を思わせる、まさに「穴の中」に奥の院があり、実際に入って参拝できる。
1~2名しか入れないので、混雑していなければ神様と単独で向き合えるかもしれない。この厳粛な雰囲気がパワースポットと名高いゆえんなのだろう。
拝殿の前には授与所があるが、御朱印は太宰府天満宮の授与所で受けるので、このまま太宰府天満宮の境内に降りていけば社殿の裏手に出る。参拝して天開稲荷社と2体の御朱印を受けることができる。
なお、天開稲荷社の社殿左側には御神水が満ちていて、蛇口をひねればポンプ2台でくみ上げられた美味しい御神水を飲むことができる。豊富な水量なのでペットボトル等で持ち帰っても構わないということだ。
なお、太宰府天満宮の授与所では前述の天開稲荷社の御朱印の他に、御守用の授与品も授けてもらえるので、天満宮でまとめて受けることも可能だ。参道を太宰府駅に向かって歩くとお土産店や飲食店が並ぶ。当地で有名なのはもちろん梅が枝餅だ。お土産の他に、できれば1個売りしている焼きたてを、その場で食べたい。
■バスマニアには400番乗り継ぎ!
どうしても路線バスだけで福岡市内に入りたいマニアの方には、太宰府天満宮最寄りの「宮前」バス停から前述のコミュニティバス「まほろば号」で西鉄太宰府駅を通り越し、西鉄都府楼前駅で下車する。そこで西鉄バスの都府楼前駅バス停から400番に乗車すれば博多駅まで行けるので、太宰府天満宮からは1回乗り換えだ。
400番は博多駅と甘木営業所を福岡都市高速道路経由で結ぶ、西鉄屈指の長距離路線バスで、西鉄ファンには人気がある路線だ。最近はサービス向上のためトップドア車やハイデッカー車といった高速車が担当することもある。400番を乗り通すわけではないが、名物路線なので太宰府に「お出かけの節はご利用ください」。
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