西鉄バス北九州の1日乗車券は従前から発売されていたが今年、値上げにより800円から1000円になった。しかしデジタル版(スマホ版)は発売額据え置きの800円で、かつ1日券ではなく24時間券になっている。このデジタル版の24時間券「スマ乗り放題」を使用してみたのでレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】西鉄バス北九州の1日乗車券のデジタル版「スマ乗り放題」は24時間で乗り放題!
まずはアプリのインストールから
まずはスマホに「my route」というアプリをインストールする。券面は画面を見せるだけなので、NFC等の機能はスマホに必要はない。インストールさえできればOKだ。
地域指定から北九州の画面を出すと24時間券と48時間券を選択できる。ちなみに福岡市内は6時間券と24時間券の2種だ。
購入即使用開始とはならないので、とりあえず前売り感覚で購入しておいてもよい。決済方法はクレジットカードだが、銀行のキャッシュカードについているデビットカードでも決済は可能だった。決済が完了するとメールで領収書が送られてくる。
券面はスマホの画面を見せるだけ
購入して使用を開始すると、「見せる」ボタンが出る。券面を表示すると有効期間ではなく、有効残時間が表示されるので確認をする。券面上のバスの絵が動き残時間がリアルタイムで減算されるのでスクショではなくアプリ上の券面を提示する必要がある。
ところで券面には「大人1名・小児1名まで乗車可能です」と小児の分まで表示されるが、これは「Kids FREEサービス」で大人1名に付き同伴する小児(小学生)1名分が無料で付帯するためだ。
有効エリアはかなり広範囲
実際の使用方法は、乗車時に整理券を取り、降車の際には整理券を運賃箱に入れて定期券と同様に券面(スマホ画面)を乗務員に提示するだけでよい。有効なエリアは西鉄グループの北九州市・中間市・苅田町・行橋市全域と、北九州市から直通する直方市の「イオンモール直方」停留所のみ乗降が可能だ。
この有効エリア内であっても高速バスと特急バスには乗車できないが、都市高速を経由する急行・快速・路線バスには乗車可能だ。また北九州空港へは小倉・折尾・黒崎からのエアポートバスは高速バス扱いなので乗車できないが、日豊本線・朽網駅から発着する51番の一般路線バスに限り乗車が可能だ。