今回はフジエクスプレスの日野セレガ
受付を担当するのは富士急の社員、バスの待機と乗車地は富士急の敷地、そして使用するバスはフジエクスプレスの日野セレガだ。富士急は東京に本社があるバス会社を2社保有する。
江戸川区に本社がある主に観光バスや東京東部発着の高速バスを運行する富士急行観光と、港区にありコミュニティバスや路線バス、観光バスや高速バスを運行するフジエクスプレスだ。今回はフジエクスプレスの日野セレガが登場した。
乗車するのは全員報道関係者なので、取材しまくっても邪魔になることはないので遠慮なくバスを撮影させてもらう。貸切バスは車両担当制らしく、運転士のこだわりが見える。
撮影しているとしきりにサイドミラーを指差すので何かと思ったら、ミラーの裏側に富士急ステッカーが貼ってあり、運転士お手製の作品らしい。よってこのステッカーが貼ってあるバスは富士急グループでこの1台だけの「レアバス」ということになろうか。
「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」に到着!
ソーシャルディスタンスの観点から、おおむね定員の半分の報道関係者を乗せて発車。するとすぐに首都高速初台入口なのでロスがない。
多少の渋滞をパスして、首都高速から中央道、そして相模湖畔を華麗なハンドルさばきで走り「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」に到着。現在はエレベーターがあるので楽に入場できる。
レストランの一角を使用して施設の概要説明や取材上の注意がある。このような主催者挨拶やプレゼンテーションを一般的にプレスブリーフィングまたはメディアブリーフィングと呼ぶ。
今回のコラボ企画はリフトで登った山上のエリアなので、本稿ではそれとは関係のない下のエリアのイルミネーション写真だけを紹介する。山上エリアはご自身の目でお確かめいただきたい。
映え写真は露出補正と多重露出で!
こういう場所だと「映え写真」を撮影したいのも人情だろう。普通に一眼レフで撮影してもスマホの夜景モードを使用してもいい写真が撮れる。記者はプロカメラマンではないが、比較的簡単にできる撮影手法を紹介しよう。イルミネーションはLEDを使用しているので暗闇の中でも LED自体は明るい。
カメラをオートで撮影すると、LEDの明るさにより一眼レフでは絞ってしまい、スマホでは露光時間を短くしてしまうので全体的にLEDがポツポツと暗く映ってしまう。
そこで露出をプラス側に補正して撮影するとイルミネーションが明るく花畑のように写る。スマホではHDR機能を使用して撮影するのもよいし、マニュアルモードでシャッタースピードを長くして見るのも手だ。
次に、幻想的な写真を多重露光という一種の合成写真をその場で作る方法だ。フィルム時代から多用され、1枚の写真に2枚以上の画像を重ねて写し込む手法だ。
代表的な例としては1枚目を普通に撮影し、2枚目を同じ構図で少しぼかして(ピントを外して)重ねることで幻想的な肉眼では見えない光景になる。構図が同じであれば、多少ずれてもピンボケ写真を重ねるので手持ちで構わない。
もうひとつはまったく違う画像を重ね合わせる方法で、作例としては1枚目にイルミネーションの写真を広角で撮影し、2枚目に反対側にある月を300mmの望遠で撮影し重ねた。
この遠近感は地球上ではありえないが、幻想的なイメージ写真を撮影することができる。 カメラにもよるが多重露光をする際には明るさが加算されていく加算モードではなく、自動的にマイナス補正してくれる加算平均モードを使用すると簡単だ。