大井川鐵道グループでバス事業、旅行業事業を展開する大鉄アドバンスは、1990(平成2)年大井川鐵道井川線に日本唯一のアプト式鉄道が開業したほぼ同時期に導入した乗合バス車両1両の運用を2026(令和8)年3月で終える。その引退予定車両を使用したツアーの概要が発表された。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
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■ツアーの特徴
導入よりおよそ36年間の活躍に対してお礼と労いの気持ちを寄せるツアーである。同社では、この機会に大鉄の「古豪バス」に会いに来てください。と呼びかける。ツアーの特徴は次の通りだ。
バス三昧とは、静岡駅南口~千頭駅前は大型貸切バス。千頭駅前~寸又峡温泉は大鉄古豪バスに乗車する。稼働期間終盤になった大鉄古豪バスをねぎらいの気持ちをもってたっぷりと思いきり楽しめる。
ランチは、静岡県と川根地方の食材およそ80種類にこだわり提供する大井川鐵道川根温泉ホテルのランチバイキングを提供する。温泉宿・ホテル総選挙2025においてファミリー部門5年連続第1位の味を賞味できる。
また、寸又峡線では現在では珍しい「硬券」が現役で、寸又峡線への乗車時には硬券が発券される予定だ、使用後はもちろん、記念として持ち帰ることが可能だ。
寸又峡温泉到着後に参加者向けの撮影会等を行う予定だ。寸又峡温泉エリア内では臨時ダイヤによる乗合バスを運行予定だが、こちらは別途乗車区間の運賃が必要。現金のみなので乗車する場合は小銭の用意が必須となる。なお、運行ダイヤについては当日に発表される。
なお、千頭駅前~寸又峡温泉および寸又峡温泉エリア内での臨時バスは乗合バスとして運転されるので、一般の乗客が乗車することがある。また、天候や道路事情により寸又峡温泉方面に入ることのできない場合は、他区間に振り替えて実施する。
■車両の詳細
当該車両は、初度登録平成2年4月の三菱ふそうエアロスターKだ。型式はP-MP618Kで、乗車定員は67名(うち座席定員54名)。サイズは全長約10.2m、全幅約2.49m、全高約3.13mだ。走行キロは、2025年9月末日現在で約71万9000キロ。
主に寸又峡線(千頭駅前~寸又峡温泉の営業キロ16.3キロ)、閑蔵線(千頭駅前~閑蔵駅前の営業キロ15.2キロ)で使用されている。
この車両は1990(平成2)年10月2日、大井川鐵道 井川線における日本唯一のアブト式鉄道(アプトいちしろ~長島ダム 1.5キロ)の開業を控え、増大するであろう奥大井~寸又峡温泉方面への輸送を踏まえて導入された。以来およそ36年間で山間の狭隘な道を安全運転で多数の乗客が乗車した。
■コース詳細
コース名は「大井川鐵道名物広報と行く大鉄の古豪バス引退へ~寸又峡線で最終稼働 お別れツアー さようなら お疲れさまツアー ~ 寸又峡線で最終稼働へ ~」で、旅行の催行は2026(令和8)年2月1日(日)、同年3月1日(日)、13日(金)の合計3日間だ。募集人員は1回あたり40名で、最少催行人員は20名である。募集人員が最少催行人員に達しない場合は催行をとりやめる。
旅行代金は、1名あたり大人・小人とも14800円で、代金に含まれるものは基本的な交通費、昼食、保険代である。行程は静岡駅南口 9時35分 → (大型貸切バス) → 川根温泉ホテル → (ランチバイキング) → 川根温泉ホテル 11時50分 → (大型貸切バス) → 千頭駅前 13時00分 → (乗合バス) → 寸又峡温泉 13時40分 → (寸又峡温泉内では車両撮影会や臨時バス運転など) → 寸又峡温泉 16時00分 → (乗合バス) → 千頭駅前 17時20分 → (大型貸切バス) → 静岡駅南口 19時00分ごろ。
申し込みは、大鉄アドバンス 大井川鐵道ツアーセンターのホームページから。問い合わせは、大鉄アドバンス 大井川鐵道ツアーセンター電話 054-204-0512 (平日のみ 9時30分~16時30分)まで。
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