バスに限ったことではないが、長距離移動の時は楽になるので靴を脱いでフットレストや、脱いだ靴の上に足を置くだろう。冬は防寒のために厚く保温に優れた靴を履くが、ムレとのトレードオフでもある。
女性はロングブーツをはく機会が多くなるので、なおさらのことと思われる。そこで足のムレやニオイ対策に特化したアイテムを取り上げる。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】冬の長距離バス車内で足を投げ出す対策アイテムを紹介!(8枚)画像ギャラリーとりあえず足を何とかする!
シービックのデオナチュレは制汗剤ブランドで、足から腋から全身に至るまで制汗アイテムをそろえているが、まずは足から。バスの暖房は足元からなのでまずは足からムレてくる。ブーツや厚い素材の靴を履いての長時間乗車は不快感があるだろう。
「足指さらさらクリーム」は医薬部外品で有効成分は焼ミョウバンだ。クリーム状のもので朝ぬって夜まで続くので、夜行バス乗車時には夜ぬって朝までサラサラという寸法だ。これは無香料で主に女性向け。もちろん男性が使用しても構わないが、男性用は別メニューがある。
男性用のブランドは「男足指さらさらクリーム」で基本的には女性用と同じだが、処方が若干強力寄りになっている。ところで焼ミョウバンはそれ単体(結晶)の固形物は日本よりも熱く汗をかきやすい東南アジアでは比較的安価でポピュラーな制汗・殺菌・デオドラント「石」として売られている。
記者がフィリピンに滞在した際には長距離バスの中でこの「石」を使用したことがあり効果はなかなかのものだった。同ブランドにはワキ専用のクリームや固形等もあるので気になる方はドラッグストアでご覧いただきたい。
夜行バスに乗る前に全身を防臭しておく!
夜行バスは出発時刻にもよるが、乗車前に自宅でシャワーを浴びてというケースも多いだろう。そこで使用するボディソープを「直ヌリジェル石けん」にすると、防臭状態でバスに乗車できる優れものだ。アルコール・合成香料・着色料・防腐剤フリーで、こちらもミョウバンカリウムを配合している。
またオリーブオイルを水酸化カリウムで鹸化してつくられたジェル状の石けんで、前述の通り香りや色を付けていないので、色はオリーブオイルやヨモギのような深緑色だ。また泡は立たずジェルをそのまま体に塗って洗い流すだけだが、ニオイのもとになる酸化した皮脂は落ちる。
ちなみに顔にも使用できので、記者の責任において髪も洗ってみたが何の問題もなくサッパリと洗えた。よって本当に全身に使えると言っても過言ではないだろう。
自宅を出る前に「直ヌリジェル石けん」で体を洗い、クリームで足のケアをしておけば夜行バスで足を投げ出しても大丈夫だ。冬のバス車内外では寒暖差が激しく開放休憩でパーキングエリアに出た後に車内に戻ると汗をかきやすく不快感も増すだろう。
バスに特化したアイテムではないが、応用でバスライフを快適に送れるので試してみてはいかがだろうか。
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