西日本鉄道(西鉄)は、2022年の4月29日(金・祝)から5月8日(日)までの10日間に小学生を対象としたバス運賃割引キャンペーン「こども50円バス」を実施する。気になる50円で乗れる路線とは? 路線図を広げて大冒険の始まりだ!
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】西鉄が大型連休中にも「こども50円バス」を実施!(5枚)画像ギャラリー期間は10日間
期間は2022年4月29日(金・祝)から5月8日(日)までの10日間。「こども 50 円バス」は、期間中どの路線バスに乗っても1乗車50円で乗車ができる企画だ。2021年12月末にも子供たちにバスを使ってお出かけすることでバスに親しんでもらうことを目的に実施し好評だったことから大型連休にも実施するよう運びになったようだ。
西鉄では子供たちが友達や家族との思い出づくりをしてもらいたいとの考え。今回からは現金に加え、交通系ICカード「nimoca」(に限る)で利用した場合も実質50円で利用できる。nimoca利用の場合は、バス降車時に通常運賃を引き去るが、5月末をめどに50円との差額をポイントバックすることにより実質50円で乗車できる。
また同時にデジタルスタンプラリーを実施する。期間中、BOSS E・ZO FUKUOKA、福岡市動物園、雑貨館インキューブ 天神店の3箇所を巡ってスタンプを集めると、抽選で賞品がプレゼントされる。
気になる有効路線は?
気になる50円で乗車ができる有効な路線は、路線バスは帝京大学線、日田バス、亀の井バスを除く西鉄グループの全路線。特急バスは筑豊特急のみ有効。臨時バスは福岡PayPayドーム・マリンメッセ福岡~天神・博多駅のみ有効だ。
ドーム臨時を含むすべての高速バス、コミュニティバス、福岡オープントップバス、オンデマンドバスには50円での乗車はできない。よって北九州-福岡間は西鉄グループでの路線バス乗り継ぎ路線がないことからバスファンの子どもには残念だが移動はできそうにない。
また筑豊地区では田川・飯塚から福岡へは特急バスに乗車できるが北九州市内への移動もできそうにない。また直方地区から北九州へは黒崎への急行バスは利用できるが小倉行き特急バスへの乗車ができない他、田川・飯塚へのバス路線もないことから福岡への移動もできそうにない。
とはいえ、西鉄グループのバス路線は充実しているため、県内近距離高速バス程度の距離でなければ子供にとっての冒険には十分だろう。路線図とにらめっこしながらルートの選定を手伝ってあげるのがバスファンの大人唯一の楽しみになりそうだ。
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