福岡発着なら勝算ありか?
先日、北九州~大分線の運休が発表されたばかりだが、福岡発着であれば勝算があるだろうか。西鉄は福岡発着として開設した本州線で乗車が芳しくなければ後で北九州に追加停車する手法をとった路線が多い。はかた号はその代表例だ。
距離があり時間がかかる夜行高速バスならさほどの時間的損失にならないが、近距離昼行だとそういうわけにもいかず、福岡発着で勝負したいところだ。
山陰線経由の特急列車や急行列車が存在しない今となっては、対抗は山陽新幹線しかない。しかし近隣には萩・津和野・秋芳洞等の観光地があるので、わざわざ新幹線に乗って長門市に行こうとする観光客が多いとは思えない。
その点では西鉄の宣伝文句を借りるが「気のあう仲間とバスに揺られ、近況報告に夢中になっていたらあっという間にたどり着いた先は、長門湯本温泉街。 ~中略~ 暮らしの先の停留所。思い立ったらバスに乗るだけの、小さな旅。」というのはまさにこの路線の需要をたたき出す旅心の喚起と言えるのかもしれない。
日本海側だが暖流のおかげで冬でもそれほど寒くはなく、海が臨める海岸が美しいことから風景写真やポスターの撮影地としても有名で、温泉ついでに映える写真を撮りに行くのもおススメの地だ。
【画像ギャラリー】西鉄が「福岡〜長門湯本温泉線」を開設!ハーモニーな愛称を応募せよ(5枚)画像ギャラリー