■年齢はまんべんなく全域で!?
さて、加害者年齢は若者から高齢者まで、それこそまんべんなく分布している。年齢の低い方から20代以下が21パーセント、30代が18パーセント、40代が21パーセント、50台が16パーセント、60代以上が16パーセントになっている。
人口の年齢分布や、就労年齢を考慮してもあまり関係はなく暴力をふるう人間は年齢に関係ないようである。
では加害者が飲酒していたか否かについては73パーセントが飲酒していたという結果だ。酒は飲んでも飲まれるなという使い古された言葉だが、いい酒の飲み方を心掛けたい。
■具体的な事例を紹介すると……
最後に具体的な暴力行為の事例を紹介しよう。人のふり見て…の言葉通り、関係ないこととは思わずみんなで心に刻みたい。バスでも状況や場所は違えども、似たような事例は発生していると思われる。
統計がないために具体的な事例や数字は判明しないが、日本の公共交通機関は特に安全でダイヤ通りに運行するとの評価が高いだけに残念だ。
発生曜日は火曜日、時間帯は朝(始発~9時)、発生場所はホームで、契機は理由なく突然に。年齢は不明で飲酒はなし。状況は次の通りだ。列車が終着駅に到着し、車掌が車内にいた外国人旅客の対応を行った。
対応が終了し、折り返しの為ホームを歩いていた際、再度同じ外国人旅客より話しかけられたが、発車時刻が迫っていたため駅係員へ引継ぎをした。乗務員室に向かうため、外国人旅客へ背を向けた際にスーツケースを投げつけられた。
発生曜日は金曜日、時間帯は朝(始発~9時)、発生場所は改札で、契機は酩酊者に近づいて。年齢は50代で飲酒あり。状況は次の通り。旅客より自動改札機に投入した乗車券が出てこないと駅係員に申告があり、駅係員が確認したところ別収箱に回収されていたため、「申し訳ございません」と謝罪した。
駅係員は乗車券を返却し、再度自動改札機を通るよう案内した際、旅客に腹を拳で殴られた。「暴力を振るわないでください」と注意したところ、急に激昂し左前額部を拳で殴られた。
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