おいっ、バス停に路駐すんな!! バス運転手の切実な願い


 多くの方が運転免許をお持ちだと思うが、バスの運転士の立場から一般ドライバーの方への「お願い事」を聞いてみたので紹介する。それぞれの立場や地域特性、事業者や運転士個人により違いはあるだろうが、話を聞いた運転士からの「お願い」をまとめてみた。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)

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「バス停とその付近での駐車」

 最近では路上の停留所でも「バス停」とペイントされた区画があり、さすがにその中に堂々と駐停車している乗用車は見かけないが、その前後での停車は問題はないと言えばない。ただし道路交通法により停留所から10メートル以内は駐停車禁止なので注意だ。

バス停の前後も空けておいた方がバスが付けやすい(西鉄バス北九州・日産ディーゼル西工スペースランナー)

 しかし直前に停車車両があるとバス停に停車する際に、直後に停車車両があると発車時に大きくハンドルを切らねばならず、大型バスにはなかなか辛い動きだ。運転操作自体は無理なことではないが、不用意な揺れによる車内転倒事故を未然に防ぎたいのが本音のようだ。

「停止線を越えての停止」

 これは大型車を運転できる人でないとわからないかもしれないが、交差点の停止線は結構奥に引かれている。これを超えて交差点の近くで停止されるとバスは曲がり切れないのだ。バスの前輪は運転席よりも後ろにあり、全長は大型車で12メートルにもなるのでかなり突っ込んで曲がることになる。

大型車は曲線半径が大きい(富士急山梨バス・いすゞエルガ)

 停止線は大型バスやトラックが無理なく曲がり切れる位置に引かれており、バスが来て気が付いて慌てて後退しようにも後ろに別の車が付けてるとそうもいかず道路わきに寄せてバスをよけなければならなくなり、お互いに時間と労力をロスするので停止線の手前で停止したい。

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