■販売会の会場は?
川崎鶴見臨港バスでは廃車発生品の即売会が行われたが、会場はなんと連節車だ。前ドアから入り後部ドアで精算して下車するスタイルで、一方通行で歩いて行けばよいのでなかなかよく考えられた「店舗」だった。
一方で、川崎市交通局の営業所ではエンジンルームを開けて始動する「サービス」が行われた。この催しのすごいところは、最初はアイドリングで見せてくれるが、合図とともにエンジンを吹かしていきマックスまでアクセルを踏むという営業運転でもなかなかない高回転運転を行ってくれた。そのうえで、マニュアルトランスミッションを切り替えながら動作音まで楽しませるという念の入れようだった。
最後は運転席に座り自由に撮影ができるサービスまで行ってくれて、雨の中で大満足な様子だった。実はこの車両は間もなく廃車が決定しており、最後はマニアにもてはやされての旅立ちになるのだろうか、サプライズ演出だった。
■川崎駅到着!
各営業所での撮影会は長時間、多アングルで行われ、方向幕LEDの入れ替えも頻繁になされたのが印象的だった。マニアにより好みが分かれることも十分に承知していたのか、時間を十分に取っていたので好みにうるさいマニアにも満足できるような幕ラインナップではなかっただろうか。
こうして3台のバスは川崎駅付近に到着して参加者は下車した。本ツアーは一般の人が参加しても正直なところ面白くも何ともないのは事実だ。しかし価値観とはすごいモノで、その道のマニアにかかると夢のツアーだったはずだ。あらゆる分野にマニアがいる日本ならではの、しかもかなり車両と撮影に寄ったバスマニア向けツアーだった。
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