■水に流してなかったことにする!
昔からある厄祓いの方法として人形(ひとがた)に罪や穢れを移して水に流す「人形流し」をすることができる。実に日本人的な考え方で、和解することを「水に流す」という慣用句で表現する。
このような考え方や行為は、まさにこのような禊(みそぎ)の神事が語源なので、安心して自身についた罪や穢れを神事によりなかったことにしていただきたい。
さらに、厄割桃の神事もできるので、人形を流した後に厄を祓ってしまおう。素焼きの桃を男石にたたきつけて割り厄を祓うという、これも神事だ。
桃は日本で唯一、神様になった果物で、神名を「オオカムズミ」という。古来から桃には邪気祓いの力があるとされている。3月の桃の節句で行われるお祭りは、人形(ひとかた)流しや平安貴族の人形(にんぎょう)遊びが起源とされている。
元は男女問わず邪気祓いと健康を願うお祭りだったが、端午の節句が男児のものとして定着するとともに、桃の節句が女児のものとして認識された経緯がある。
もちろん桃の花が咲く時期が単に季節的に合致(旧暦による)したということだけではなく、こうした魔除けや邪気祓いの力を授けてもらい、健康や長寿を祈るために行うお祭りだ。厄年かどうかにかかわらず、生活しているとさまざまな罪や穢れが付くものとされているので、これら神事をセットで行い自分をリセットしてみてはいかがだろうか。
■フォトスポット多し!
最近の神社らしいといえば、そうなのだがフォトスポットが多いのでカメラを持って参拝してみてはいかがだろうか。普段は「撮りバス」かもしれないが、縁起の良い神域で至高のショットに挑戦してみるのもよいだろう。
社殿や鎮守の森、井之名神水等の神社らしい風景も良いが、観光地チックな参拝記念のボードをバックに記念撮影するのも悪くはない。
拝受した御朱印や、お水取りをしたボトルや御守、人によっては推しのアクスタを一緒に撮影しても面白い。自分だけが満足できる1枚を狙ってみよう。
■御刻印ってなに?
社務所横には神社に似合わない何やら機械的なモノが置かれている。これはベルト状の革製のお守りに、当該寺社独自の刻印をセルフサービスで施す御朱印に似た参拝の証だ。まだ数は少ないものの、全国の神社仏閣で行われている変わった参拝記念のいわば授与品である。
隠れた人気のようで残念ながら当の革製御守の在庫がなく、手にすることはできなかったが、禰宜さんの話によると奉製後にホームページで告知するのでチェックしてほしいとのことだった。
水の神様をお祀りした神社は多いが、手水舎を含めて境内に水場があふれている水神様のパワーをいただきに路線バスで出かけてみてはいかがだろうか。
■【付録】バス占いの見方
月初に掲載している「バス占い」は、あなたの十干(じっかん)で四柱推命を中心に鑑定している。1桁のラッキーナンバーとカラーも同時掲載するので、行先番号や社局番・登録番号や塗色等でラッキーなバスを見つけて、乗りバス・撮りバス・見バスの参考にしていただきたい。
・監修:認定四柱推命講師 長内麻子(一社・日本占道協会)
・占者:本稿記者/四柱推命鑑定師 古川智規
(本鑑定の有効期間は令和7年3月5日17時08分から令和7年4月4日21時50分まで)
占い方は、どこでも構わないので無料の四柱推命サイトで自身の生年月日を入力して命式を出す。日柱の干支のうち十干(甲乙丙丁戊…と続く10種の漢字)を覚えておこう。生涯変わらないので、来月以降も同じ十干の結果で占える。(命式の見方は詳細はギャラリーの画像を参照)
コメント
コメントの使い方