2021年11月1日(月)から全国の鉄道事業者51社局をはじめ、移動体通信事業者等との共同で「やめましょう、歩きスマホ。」キャンペーンを実施する。本キャンペーンは鉄道向けのものだが、道路上を歩行する際の歩きスマホもバスにとっては危険なので内容を紹介する。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
【画像ギャラリー】「やめましょう、歩きスマホ。」キャンペーンポスターバスターミナルイメージギャラリー(5枚)画像ギャラリー鉄道向けのキャンペーンだがバスでも大切なこと
前述のように鉄道事業者が中心になり、駅施設内等における携帯電話・スマートフォンの「ながら歩き」による乗客同士の衝突や線路への転落等の事故を防止するためのキャンペーンだ。期間は11月1日から30日まで。
社局により実施内容は一部異なるものの、概ね駅構内および車内ポスターの掲出、車内ディスプレイ広告の掲載等により実施する。ポスターの図柄は黄色の警戒色に「目の前の人をよけるより、大事なことってなんですか?」のキャッチに多言語で歩きスマホをやめるように喚起している。
多言語のニュアンスが興味深い!
多言語で書かれてある注意喚起の文言が微妙に違うのが面白い。日本語では「やめましょう、歩きスマホ。」だが、英語では「歩きながらのテキストメッセージはやめましょう」というニュアンス。海外ではメールやLINEではなくSMS(ショートメッセージサービス)が多用されていることの反映なのか。
繁体字中国語では「歩くことに集中し、下を向かないでください。」というニュアンスだろうか。一方同じ中国語でも簡体字では「歩きながら携帯電話を使用しないでください。」というニュアンスで日本語のメッセージに近い。
ハングルでは「歩きながらスマートフォンを使用すると危険。」というニュアンスになっている。お国柄や地域柄または言語的特徴を反映させたキャッチで興味深い。
バス停でも車内でも注意しよう!
停留所でバス待ちをしているのであれば立ち止まっているのでさほど問題はないだろうが、車内で立席の場合は必ず手すり等につかまっておくことは車内事故防止のために重要なことだ。
路上の停留所で降車した後に地図やスケジュールの確認をする場合は、歩道に入って他の乗降客が周りにいない場所で、歩道がない場合は確実に他の交通や歩行者等の妨げにならない場所で立ち止まるように心がけたい。また、スマホに集中しすぎて乗り過ごさないようにもしたい。
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