世間を騒がせた楽天モバイルの価格改定。一番のトピックは0円での運用ができなくなってしまう点だ。乗り換えを検討してるユーザーも多いハズである。
じつは筆者はこれまで乗りバス等の旅行の際に一時的にモバイルルーターの代用として利用してきた。果たして乗り換えなのか追加なのか、その実際をレポートする。
文/古川智規(バスマガジン編集部)、写真/古川智規、AdobeStock(トップ画像=kai@AdobeStock)
【画像ギャラリー】乗り換えか継続か追加か?8月末まではデュアル運用という選択!(22枚)画像ギャラリー旅行時のモバイルルーター代用
出張やプライベートで旅行をする際に鉄道やバス、フェリーを利用し何らかの形でネットを利用する。もちろん航空機も移動に利用するが、これは機内Wifiが提供されていない場合はどうすることもできないので除外する。
新幹線や多くの高速バスにはWIFIがあるので、通信環境を用意する必要はない。一部の船舶や高速バス、あるいは多くの路線バスにはWIFI環境がないので、これは自前で回線を用意するしかない。
もちろんメインで使用するスマホの回線を使用しても良いのだが、PCで仕事をする場合や動画視聴をする際には大量の通信容量を消費する。
そこで通常は通話もネットも利用しないが、メインの回線がダウンした場合や一時的に長時間大容量の通信をする必要がある場合には楽天モバイルの出番だった。その月は料金が発生する可能性があるが、料金に上限があり容量無制限なので当月の支払額がある程度予想できて便利だった。
それが使おうが使うまいが料金が発生するとなると穏やかではない。0円が500円になるのと、500円が1000円になるのとでは心理的に天と地ほどの差があるからだ。
乗り換えか継続かの判断
ここで楽天モバイルから乗り換えるか継続するかの判断が必要になるが。楽天モバイルをメインの回線にしていて電話もデータ通信もある程度使用し、現状でも料金が発ししている場合は無理に乗り換える必要はないだろう。
RakutenLINKアプリで通話料が無料になるのと、いわゆる楽天経済圏を利用する場合はポイントが多くつくので継続利用して損はない。いわゆる0円運用をしている場合は、乗り換えの検討対象になるが、8月いっぱいまでは現状の0円運用ができるので、慌てて乗り換える必要はない。
電話番号が増えても構わないのであれば、乗り換え予定キャリアに新規契約して使い分けをしながら様子を見るのも手だ。特にeSIM端末では複数の回線を内蔵できて切り替えが簡単なので検討の余地はある。