富士急ハイランドで今夏開業のアトラクション「ZOKKON」を一般公開前に内覧する報道関係者向けのツアーに参加したので、この夏の見どころを含めて主にZOKKONについてレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■「富士急行観光」で出発!
集合地の新宿に続々と集まる報道関係者が受付を済ませると、そこには「富士急行観光」のペイントが施された日野セレガが2台あった。かつて東京都江戸川区にあった貸切バスや一部の高速バスを運行していた富士急行観光は、現在は港区のフジエクスプレスと合併してフジエクスプレス江戸川営業所になっている。
よって富士急行観光塗色はこれから新車で出現することはなく、年を重ねるごとに貴重な車両になっていく。それが2台もそろったことで歓喜したのはおそらくバス専門誌の記者を除いてはだれもいなかっただろう。
それにしても大型バス2台ということは満席にならないように分散しているとはいえ、少なくとも70名はくだらないだろう。それだけ報道関係には関心があることがうかがえる。
このような取材の場合、記者やカメラマンはバスに乗車していくが、テレビ局は自局の自動車で機材を積んでクルーごと来るので、バスに乗車した以上の取材陣が現地には集合することになる。
■ZOKKONとは?
富士急外ランドに到着した報道関係者はプレスブリーフィングと呼ばれる、諸注意や案内を受けて自由取材となった。ただしZOKKONはグループごとに分かれて指定時間に試乗する流れだ。富士急行によるZOKKONの公式な案内は次の通りだ。
“「ZOKKON」は、バイク型のライドに乗り込んでハンドルを握りしめ、右に左に駆け巡り、全身で風を感じる“爽快MAXコースター”です。リニアランチ方式による4回の加速や、次々と訪れる“旋回”、“トンネル内の走行”、“逆走”など、胸が高鳴るようなスリリングで心地よい体験は何度も乗りたくなること間違いなしです。”
“また、車体の足元付近にオーディオシステムを搭載しており、“SEKAI NO OWARI”がZOKKONのために書き下ろした「音楽」を聴きながらコースターならではのスピードや爽快感が味わえるほか、コース終盤では屋内で一時停止し、音楽と連動した「映像演出」を楽しむことができます。”
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