元の事業者から新しい事業者に移ったバスを紹介するこのシリーズ、今回は埼玉県南部から東京23区北部にかけて路線網を広げる事業者が国際興業だ。いすゞ系列の企業を傘下に持つ関係で、路線車は原則いすゞ車のみである。
その1では東北3社に移籍した歴代のバスを振り返る。
執筆・撮影:移籍調査委員会(立木雅人・今関義高/特記を除く/バスマガジンvol.104より)
メーカーは原則いすゞのみ。特に流通が多かった北東北の3社を紹介
国際興業では、新車で運輸した車両を12〜15年程度で使い終えた後、ほとんどが国内に再流通させるのが特徴で、傘下だった北東北の岩手県交通、十和田観光電鉄、秋北バスの3社には特に多かった。
大手の岩手県交通は国際興業の傘下となって以来、大型路線車はほとんど移籍車で賄っており、国際興業からの歴代の移籍は累計で500台規模となっている。
しかし2013年に国際興業から離脱、ここで紹介している十和田観光電鉄、秋北バスとともに地元資本の国際東北グループの傘下となった。
■首都圏で見慣れたカラーのバスが東北を走る!! これが移籍バスの醍醐味だ!!
【画像ギャラリー】東北を走る元国際興業のバスたち