電動アシスト自転車で輪行撮りバスとプチ観光を楽しむ!

若松で若戸大橋を走る市営バスを撮る

 若松渡場からJR若松駅までは1km弱で徒歩10分ほどだが、自転車であれば数分だ。通りの洞海湾に面したテラスから、海岸通りを走る北九州市営バスや若戸大橋を渡るバスを撮影する。バスが走る橋上から撮影地までおおむね1kmといったところか。

若戸大橋を渡る北九州市営バス(135mm×1.6倍をトリミング拡大)
若戸大橋を渡る北九州市営バス(135mm×1.6倍をトリミング拡大)

 若戸大橋を走るバスは肉眼では豆粒にしか見えないが、ここは一眼レフと望遠レンズで狙えばAPS-Cのカメラで135mm程度でもトリミングで何とかなる。今回の撮影機材は「Canon EOS 50D+EF-S18-135mm IS STM」というお手軽な構成だ。

 自転車であれば事前にロケハンする必要はないし、バス停がない場所でも撮影ができるのが利点だ。ブレーキは前後ディスクブレーキで強烈に効くので、フルエアブレーキの要領は言い過ぎだろうが、いい場所だと思って急ブレーキにならないように注意したい。

若松駅から筑豊本線で輪行する

 一通りの撮影と名所を見た後、若松駅に近いこともあったのでJR筑豊本線で輪行することにした。若松駅はかつては石炭の積み出しで栄えた駅で筑豊本線の起点だ。しかし現在ではローカル線化しており複線ながらも非電化で、架線蓄電池車のBEC819系「DENCHA」が2両編成で走る。

BEC819系で輪行
BEC819系で輪行

 若松駅は朝ラッシュ時以外は無人駅だが駅舎の横にコンビニが、また待合室の一角に東筑軒の店舗があり、うどんや駅弁(かしわめし)の購入ができる。駅で自転車を折り畳んで再び輪行バッグに収納してからうどんを食べて、BEC819系に乗り込んだ。

 非電化区間を電車のように走り折尾駅で少々停車後にパンタグラフを上げて架線集電走行。中間駅で下車した。

自転車での走行距離14.8km

 この日に自転車で走った距離は14.8kmだった。電動アシストの強さは0-5(0はアシストオフだがマルチデジタルメーターは動作)で常時「5」で走行したが、バッテリーインジケーターは4段階のうち2つが残っていたので、残容量は半分弱といったところか。

この急坂も立ちこぎせずに登坂できた
この急坂も立ちこぎせずに登坂できた

 ちなみにデジタルメーターにはUSBポートがあり、自転車のバッテリーからスマホの充電ができるので、これを利用しながらの残容量だ。

 強烈な坂道にもチャレンジしたが適切なギアを選択すれば何とか登れたので、通常の坂道であれば全く問題はない。車を持っていなくても鉄道輪行し、街歩きやプチ観光、そして撮りバスを楽しんでみてはいかがだろうか。駐輪場を利用して自転車を預けて乗りバスを楽しむのもアリだ。

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