奥出雲おろち号の帰路も高速バス! 今度は「グラン昼特急大阪4号」だあ!!


 鉄道の世界でも線区・列車の廃止議論が多く、実際に廃止が現実のものとなっている。そんな中トロッコ列車の「奥出雲おろち号」も廃止目前となってしまったのだが、なんとその指定券が取れてしまった。

 そこで急きょ「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」を利用して乗り鉄したレポートを先日紹介した(※関連記事参照)。

 帰路についてもいろいろ考えたのだが、広島に立ち寄り新幹線を使わず大阪まで高速バスを利用した。今回はその乗りバスレポートとしてJR系の高速バス「グラン昼特急大阪4号」をご紹介しよう。

文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)

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この際なので往復高速バスで!

 広島での観光を楽しんで、午後に広島を出発。いつもなら新幹線を利用するのだが今日は大阪まで高速バスを使ってみようと思い選択。 やってきたのは広島駅新幹線口。現在、広島駅では2025年春の完成を目指して南口広場再整備と駅ビルの建替え工事が行われている。

広島駅

 以前まであった駅ビルは2020年に閉館し、現在は新ビルの骨格が見えつつある。完成すればビル中央から広島電鉄の路面電車が乗り入れするという、誰も見たことのない巨大なターミナルビルとなる予定だ。

広島電鉄

 そして先行する形で新幹線口も大きく生まれ変わった。観光客向けの店舗が新しく整備され、近隣のビルとはデッキで結ばれた。またロータリーも一新され、バス乗り場はとても広くなった。これから乗車するバスは、4番乗り場から出発する。

「グラン昼特急大阪4号」

 入線したのは中国ジェイアールバスの「グラン昼特急大阪4号」。目指すは終点の湊町バスターミナルだ。改札を済ませて早速車内へ。使用している車両は先日乗車した「出雲・松江・米子ドリーム名古屋号」として乗車したグランドリームの車両だ。

出発を待つグランドリーム(641-9964)

 前回は夜行だったが、今回は昼行で車内の感じもよく見渡すことができる。車両称号は中国ジェイアールバスの641-9964で、いすゞガーラのグランドリーム仕様車だ。広島から大阪までは340㎞あまりで、昼行高速バスとしては中・長距離に属するだろうか。

 広島駅は定刻から10分ほど遅れて出発。このあと広島バスセンター、不動院、中筋駅と停車し乗車扱いをする。この日は概ね座席定員の半分くらいが埋まったところで高速へ入った。

降車休憩多し!

 山陽自動車道に入ると最初の休憩場所は、広島駅を出て約1時間半の八幡パーキングエリアだ。トイレに行く人や、飲み物を買う人など乗車している人ほとんどが降車。前回は夜行バスであったため、就寝している人もいて人の動きはそれほどなかったように感じたが、こちらは昼行なのでやはり降車休憩は下車する。

 再び出発して東へ走り出す。1時間少し走行して吉備サービスエリアで休憩。昼行バスとしては東京へ行くのに東海道の東名ハイウェイバスを使うことがあるが休憩の回数が多くてありがたい。また座席は夜行バスで使用されるグランドーム仕様の車両であるので、座り心地もよく仮眠も取りやいように感じた。

降車休憩中の641-9964

 3回目の休憩は三木サービスエリア。車内アナウンスで3回目の休憩場所は、その時点での混雑具合により変更することがあるということだった。今回はバスの停車スペースが確保できたので三木になったようだが、満車の場合はこの先にある淡河パーキングエリアになることもある。

 到着したのは19時前と、辺りも暗くなってきた時間帯。これからはお日様とは逆走する形になるので加速度的に暗くなっていくことだろう。

 バスは兵庫県から大阪府へ入る。予想されていた渋滞もそれほどなく、順調に走行する。最初の停留所である大阪駅には約10分遅れの1945に到着、そして終点の湊町バスターミナルには、ほぼ定刻の2000に到着した。

 大阪市内に入ってからの渋滞は予想していたが、ここまで定刻で走ってもらえたのはありがたかった。ここからさらに近鉄特急に乗り換えるので、できれば予定していた列車に間に合いたかったからである。

三木SAでの降車休憩

 山陽道を使った広島~大阪の路線に乗車したが、関西地区での渋滞等による時間が読めないデメリットがあるものの、運賃の面では早割などの割引もあり4000円台で乗車することも可能で、うまく組み合わせれば安く快適に移動できるのではないだろうか。

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