降車休憩多し!
山陽自動車道に入ると最初の休憩場所は、広島駅を出て約1時間半の八幡パーキングエリアだ。トイレに行く人や、飲み物を買う人など乗車している人ほとんどが降車。前回は夜行バスであったため、就寝している人もいて人の動きはそれほどなかったように感じたが、こちらは昼行なのでやはり降車休憩は下車する。
再び出発して東へ走り出す。1時間少し走行して吉備サービスエリアで休憩。昼行バスとしては東京へ行くのに東海道の東名ハイウェイバスを使うことがあるが休憩の回数が多くてありがたい。また座席は夜行バスで使用されるグランドーム仕様の車両であるので、座り心地もよく仮眠も取りやいように感じた。
3回目の休憩は三木サービスエリア。車内アナウンスで3回目の休憩場所は、その時点での混雑具合により変更することがあるということだった。今回はバスの停車スペースが確保できたので三木になったようだが、満車の場合はこの先にある淡河パーキングエリアになることもある。
到着したのは19時前と、辺りも暗くなってきた時間帯。これからはお日様とは逆走する形になるので加速度的に暗くなっていくことだろう。
バスは兵庫県から大阪府へ入る。予想されていた渋滞もそれほどなく、順調に走行する。最初の停留所である大阪駅には約10分遅れの1945に到着、そして終点の湊町バスターミナルには、ほぼ定刻の2000に到着した。
大阪市内に入ってからの渋滞は予想していたが、ここまで定刻で走ってもらえたのはありがたかった。ここからさらに近鉄特急に乗り換えるので、できれば予定していた列車に間に合いたかったからである。
山陽道を使った広島~大阪の路線に乗車したが、関西地区での渋滞等による時間が読めないデメリットがあるものの、運賃の面では早割などの割引もあり4000円台で乗車することも可能で、うまく組み合わせれば安く快適に移動できるのではないだろうか。
ここで事件です!
なお余談だが、降車時座席のネットに忘れ物をしてしまい、送ってもらうという迷惑をかける不始末をしでかしてしまった。終着は大阪であるものの、車両は中国ジェイアールバスなので、忘れ物は広島まで「護送」される。
後日、中国ジェイアールバスお客様センターへ電話で問い合わせたところ、担当である広島支社から連絡をいただき、無事に見つけることができた。
降車時に忘れ物の確認はいやというほどアナウンスで注意される。それでもやらかしてしまうので反省しきりだ。
もし忘れてしまってもすぐ連絡を取れば事業者により取り扱いルールは異なるものの、預かってくれている可能性はある。今回は中国ジェイアールバスお客様センターが年中無休、24時間対応だったので大変助かった。
バスマニアの方は自分が乗車したバスの運行事業者や車番、座席番号は当然のこととして覚えているだろう。あってはならないことだが、こういうところで役に立つ。
JRバスと一言でいっても1社単独運行とは限らず、日本にJRバスは8社(北海道・東北・関東・東海・西日本・中国・四国・九州)もあり、他のバス事業者との共同運行もあるので、せめて乗車したバスの事業者くらいは知っておきたい。
最後に、読者の皆様はくれぐれもお忘れ物のないように、十分お確かめの上でお降りくださいませ。
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