清澄通りを墨田区直前までラストスパート
門前仲町停留所を出ると、清澄通りを北へ向かう。この区間は門33系統と並走する。途中は清澄庭園前停留所のみに停車する。
都営大江戸線沿いに北上し、森下駅前が終点だ。この先の清澄通りは墨田区であり、江東区内完結が徹底している。
バスは終着後回送で途中で曲がり、折り返して南方面の始発停留所につける。森下駅前停留所は、交差点を挟んで北側と南側に位置していて、専用の停留所はなく、門33系統の停留所を使用している。
終点でちょいとおやつスポットを紹介
終点の森下駅前から程近い所に有名なパン屋がある。このパン屋の外観はごく一般的なものだが、その中に目を引くパンがある。それはカレーパンで、なんとここが元祖のカレーパンだそうだ。
試しに購入して食べてみた。カレーパンは2種類で普通のと辛口がある。当然ながら両方買って食べ比べた。普通の方は、中身のカレーは黄色で子供などが食べる甘いカレーだ。
味は辛さを抑えている印象であるが、カレーの味わいはしっかりあり美味しい。どちらかと言うと辛さの苦手な人向けかな、という印象だった。
辛い方は一般的なカレーの味付けで、食べるとスパイスが効いていて後味がピリッとくる。大人向けといった感じで、こちらも美味しい。両方とも食べてみたい方は普通の方から食べるのがおすすめ。
ただし定休日が日曜日と月曜日なので、急行06系統の運行日である日曜日は定休日なのが残念だ。急行06で行くならば土曜日しかない。
急行06系統は今後も江東区専用なのか!?
路線を全線乗り通したが、江東区深川シャトルと名乗るのは江東区が委託している系統だからのようだ。江東区完結路線なので、江東区の北端である森下駅から北側に路線を伸ばしてJR線に接続しないのは残念だが、それにしても上手く路線を引いたものだと感じる。
急行06系統は乗り通しても30分程度であり、途中の停留所は観光スポットで、停留所間に時間的な余裕があることから観光案内の放送まであり、力を入れているように思える。
しかし担当営業所が幾度となく変わっているのは、車両運用上の都合なのか採算の問題なのかはさておき、都営バスでこれだけの急行運転系統は他に例を見ない。急行06で江東区観光を楽しんだり、急行運転で快適な乗りバスを楽しんだり、乗る人の異なる欲求を満たしてくれる系統だろう。
【画像ギャラリー】急行06「江東区深川シャトル」は江東区完結の急行路線だった!(12枚)画像ギャラリー
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