この夏に東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット102」。イベントの制限や感染防止策の要請が撤廃されたため、来場者数制限のない開催で、公式発表では2日間で延べ約26万人が来場した。コミケへの重要な移動手段であるバスはどの路線がいいのだろうか? このレポートを次回の参考にしていただければ幸いだ。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■東京駅からは都営バス
乗車したのは8月13日の日曜日で、場所は東京駅である。ちなみに公式サイトでは東京ビッグサイトまでの交通手段として紹介されているのは、りんかい線(TWR)・ゆりかもめ・東京BRT・都営バス・JRバス関東・水上バスだった。
輸送力として最も利用されているのは鉄道であるりんかい線と新交通システムのゆりかもめだが、今回は往復を異なる路線のバスで移動した。東京駅からは都営バスとJRバス関東で向かうことができる。
都営バスは八重洲口の東16系統と丸の内口の都05-2系統、そしてJRバス関東は東京駅から東京港フェリーターミナルを結ぶ路線バスで2021年12月20日から運行している。
丸の内口にいたため、今回は都05-2系統のバスで向かうことにしたが、すでに10人ほどが列を作っていた。どのくらい待つのかと思っていたが意外にもすぐにやってきた。乗車が済むと出発、この路線はコミケの臨時便ではないので、バス停に停車しながら東京ビッグサイトへ向かう。
東京駅を出て有楽町駅前で多くの人が乗り込んできて車内は一気に満員になった。その後も銀座、築地と経由するので乗降があり、時折アナウンスで車内奥へ詰めていただくお願いや、これ以上乗車できない旨のアナウンスなどもあるほどだった。
そんなこともありつつ、無事に東京ビッグサイトへ到着した。ダイヤ上の所要時間は40分だが、大混雑にもかかわらずほぼ定刻で到着した。運賃は都営バスなので210円均一で先払いである。
最終的にビッグサイトまでの乗車は概ね半分くらいだったが、バスが到着するとそれぞれ向かいたい場所へと移動していった。筆者も入場待機列へと向かう。
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