ぴよりんバス2024が特使に昇格ってマジ? 偉くなって(?)さらに羽ばたくのだ!!

■「1ぴよ」プレゼントの大盤振る舞い!

まだ発売していない時間に「1ぴよ」プレゼントの大盤振る舞い
まだ発売していない時間に「1ぴよ」プレゼントの大盤振る舞い

 スピーチのあと3人がバスの前でテープカットを行い出発式を締めくくった。その後バスへと乗車という流れになり筆者も手続きを行うため乗車列へと並んだ。今回も前回にもプレゼントされたぴよりんが1人1ぴよプレゼントされた。

 またぴよりんバス運行を記念して作成された缶バッジも同時に配布された。これは今後の乗車する際にはもらえるということであるが、今日は運行初日ということで特別に日付の入った缶バッジだという。

日付入り特別缶バッジ
日付入り特別缶バッジ

 扉付近に設置されたカゴに入っていてそこから自由にもらっていくタイプで、こうした記念品はやはり嬉しいものである。

■どうするどうなる揺れるぴよりん!

いざ!ぴよりんチャレンジ
いざ!ぴよりんチャレンジ

 そして朝8時、出発の合図とともにバスは出発した。バスは名古屋駅を出て近くのインターより高速道路へ入っていく。名古屋高速を南下し、東海インターから伊勢湾岸自動車道へ入っていった。

 車内の様子は早速ぴよりんを食べる人や、持参したグッズと一緒に記念撮影を行ったり、また見た目のかわいさからなかなか食べることができず眺めていたりと様々だ。

 ちなみにこのぴよりんといえば有名になったのが「ぴよりんチャレンジ」である。ぴよりんは名古屋コーチンの卵を使った、ひよこ型スイーツでプリンをババロアで包み、その上から粉末状にしたスポンジをふりかけたというもので、非常にやわらかく崩れやすい。

 また揺れに弱いということで気をつけて持ち歩かないと無残な形になっていることも多い。それから如何に崩さないようにして持ち帰るかという様子や持ち帰った姿をSNSへ上げる人が増え、このぴよりんの人気の1つになっている。筆者は今回は前回よりも長めに座席で眺めていたが出発して約1時間くらいで形がやや怪しくなってきたのでいただいた。

■降車休憩で周囲にしっかり宣伝!

遠州森町PAで降車休憩
遠州森町PAで降車休憩

 出発して2時間弱、10時前に新東名高速道路の遠州森町パーキングエリアに到着した。ここで約10分の休憩となり、続々と乗客が降りていった。筆者も降車して早速ぴよりんバスの撮影をさせていただいた。

 乗車する際は乗降口側しか見ていなかったが、反対側のイラストもまたなかなかにかわいい。中央には「名古屋観光特使 ぴよりんBUS」とタスキをかけたぴよりんが、そしてその横にはひつまぶしや味噌煮込みうどん、みそかつ、小倉トーストといったなごやめしが描かれ「「なごやめし」いっぱい食べBUS」と書かれている。

宣伝効果は抜群?
宣伝効果は抜群?

 もちろんその中にはぴよりんも紹介されている。車両後部には通常「HIGHWAY BUS」のロゴがあるのだがそこも「ぴよりんBUS」と変更されていた。車両の前部、後部にもぴよりんBUSの文字があり、高速道路などバスの前後を走っている車などへもしっかり宣伝ができているようである。

思わず見てしまう特大ラッピング!
思わず見てしまう特大ラッピング!

 休憩後出発したバスは新東名高速道路を順調に走行し、2ヶ所目の休憩場所であるEXPASA足柄には11時30分頃に到着した。ここでも約10分の休憩となり、少々早めの昼食を購入してバスに戻ってきた。バスの周りでは乗客やサービスエリアの利用者も興味深そうに眺めながらスマホなどで撮影を行っていた。

■無事に初便はバスタ新宿に到着!

終点バスタ新宿
終点バスタ新宿

 乗客の確認を行ったあと、バスは東京へ向けて動き出した。前回ぴよりんバスに乗車した際は渋滞情報などがアナウンスされ、終点の東京駅日本橋口には約1時間遅れでの到着となったのだが今回は順調に走行できているのかそのようなアナウンスもなかった。

ぴよりん号」指定車?の744-14959
ぴよりん号」指定車?の744-14959

 そして首都高速道路の用賀パーキングエリアに停車、ここでは2~3人の降車があった。そして最初の降車地であるバスタ新宿には予定より約15分遅れで到着した。だいたい乗客の半分ほどがここで降りていった。

 ここからは一般道を走行し、内堀通りへと入っていくともう東京駅は近い。終点の東京駅日本橋口に到着したのは予定より20分遅れの13時55分到着であった。乗客の降車が終わると点検の後、回送となってぴよりんバスは飛び立っていった。ここまで乗車していた人やこの日本橋口でぴよりんバスを待っていた人がその様子を最後までカメラに収めていた。

特使なので相当偉くなった?
特使なので相当偉くなった?

 そんなわけで今回は「名古屋観光特使 ぴよりんBUS」初日の運行の様子をお届けした。昨年はバスの車体にあしらったぴよりんということで注目度も大きかったが今回はそれに比べると出発式に集まった報道の数も少ないように感じた。

 ただ注目度は高いようで各所で写真を撮っていたのはぴよりんのかわいさも一役かっているかもしれない。そして運行であるが来年2025年の3月末までということで、その間各路線を走行するので見かけたらどんどん目撃情報を上げてほしい。

次はどの路線に入るかな?
次はどの路線に入るかな?

 運行便については公式サイトやX(旧Twitter)などで公開されるということなので名古屋観光特使としてがんばる「ぴよりん」の応援をぜひともお願いして、名古屋へこのぴよりんバスで訪れてみてはいかがだろうか。老若男女にかかわらず、ぴよりんに包まれた良い思い出として心に残ることだろう。

【画像ギャラリー】ぴよりんバス2024は特使に昇格ってマジ?偉くなってさらに羽ばたく!(14枚)画像ギャラリー

最新号

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

【9月20日発売】巻頭特集は「東急バス」!! ほか楽しいバスの企画満載の バスマガジン126号!!

バスマガジン Vol.126は9月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!  巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、東急バスを特集。東京都から神奈川県において都市部から住宅地、田園地帯まで広いエリアを綿密なネットワークを展開、さらに高速路線バスやエアポートリムジンも大活躍。地域住民の足としてはもちろん、首都圏の動脈ともいえる重要な存在だ。  続く特集は、ついに日本に上陸しさらに種子島での運行が決まった、ヒョンデの電気バス[ELEC CITY TOWN]の試乗インプレッション。日本におけるヒョンデの本拠地である横浜・みなとみらい地区で、徹底的にその性能を確認した。  バスの周辺パーツやシステムを紹介する[バス用品探訪]では、なんと排出ガスからほぼ煤が出なくなるというエンジンオイルを紹介。この画期的な商品「出光アッシュフリー」について、出光で話わ聞いてきた。  そして後半カラー特集では、本誌で毎号、その動向、性能を追跡取材してきた「カルサンe-JEST」。このトルコ製小型電気バスがついに、運行デビューを果たした。その地は長野県伊那市と栃木県那須塩原市。今後の活躍が期待される出発式を紹介する。