■待つより歩くほうが楽?
西大貫バス停から歩き始めたのが8:45。てくてく進んで保喜バス停の前に辿り着いたのが9:40。1時間かからずに来られた。
今度はちょっと着くのが早すぎた。やや寒い中、周辺に観光客が利用できるような施設もないバス停の前で33分待つのも、それはそれで長く感じる。
1.3kmくらい先に、市川町文化センターがあり、同じコミュニティバスが通るらしいので、ついでにそこまで追加で歩くことにした。文化センターならトイレも借りられるでしょ。
文化センター着が10:05。文化センター前のバス通過時刻は10:19なので、十分間に合った。文化センターには観光向けの設備が併設されていて、小休止にも丁度よかった。来て正解。
来る時に見かけた「ゴルフクラブ発祥の地」の看板であるが、文化センターにその答えが紹介されていた。1930年に日本で初めて国産のアイアンヘッドを量産したのが市川町なのだそう。
■コミバスがいないと始まらない
待つことしばしば、青地の車体が輝く日野ポンチョが姿を見せた。お目当てがこの「市川町コミュニティバス」である。
降りる先は神崎総合病院。文化センター→病院まで12kmほどあり、コミュニティバスながらも、そこそこ長い距離を走る。
JR播但線に並行するような経路で北上していき、病院までの所要時間がおよそ33分。運賃は100円とコミバスらしい激安さがうれしい。
今回考えたプランでは、文化センター10:19発を必ず掴まえないと後が全部台無しになるという、市川町コミュニティバスが行程中で最も重要な梁のポジションを占めていたりする。ないと話が始まらないのがこのコミバスなわけだ。
なお、市川町コミュニティバスは毎週月〜金曜の運転。週末の休みを利用して……のような算段で来ると即ジエンドになってしまうので、運転日には要注意。兵庫県内縦断、平日しかできないあたりも何かとハードル爆上がりな気がする。
■結果は同じなので
バスは神崎総合病院の表玄関のロータリーに乗り付けた。この近くには似た名前のバス停が2つあり、「神崎総合病院」が表玄関ロータリー、「神崎総合病院前」は施設の隣を通る道路沿いに置かれている。
次のバスが来るまで40分ほど。何して時間を潰そうかと思案していたところ、「新野駅」行きの行き先を表示させた、神姫バスと同じ車体カラーに塗られた、ウイング神姫の中型路線車が入ってきた。
乗り換えるバスの始発が新野駅なので、このバスで駅まで行っても結果は変わらない。せっかくなので駅前の様子でも見に行こうと、ちょっと駅まで寄り道する流れになった。
病院→新野駅間4.5kmの距離を、バスは10分ほどで繋いだ。運賃は200円。ここまで来て、兵庫県の南側はバスの路線数こそ膨大なれど、北上するにはそう易々と進ませてくれないのが実際のところだったとは予想外すぎた。続きはまたの機会に。
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