■実用的な夢の路線?
温泉街を後にすると、JR山陰本線の玉造温泉駅付近や病院を経由しながら、松江に向けて走行していく。沿線は宅地が続いており、途中コンスタントな乗降が続き、まんべんなく席が埋まるくらいまでになった。
玉造温泉駅を出発して30分ちょっとでJR松江駅に立ち寄り、ここで殆どのお客さんが降りていった。31系統は温泉→温泉という観光色と共に、実用的な地元の移動手段としての役割を強く持っているようだ。
そのまま乗っていくと、松江城の最寄を通りながら、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅のバスロータリーに着く。所要時間は50分前後、運賃が620円の後払いで交通系ICカードも使える。
松江しんじ湖温泉は駅のすぐそば、しかも駅前には足湯がある。さっき温泉街を出たハズなのに、着いた先でもまだ温泉気分を続けられるのも、一畑バス31系統が放つドリームパワーの賜物かしら?
また、全部で40カ所ある31系統の停留所のうち、7カ所のバス停名に「温泉」の文字が含まれているのもまた、なんとも夢心地の良さを爆上げ! な気がする。
バス停名としても明記された「温泉」発「温泉」行きの路線バス。他の地域にも多分あると思うが、これから先どんなバスが見つかるか、楽しみがまた一つ増えそう。
【画像ギャラリー】路線バスが繋げる二つの有名温泉街(10枚)画像ギャラリー
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