【バス運転士日誌】空車教習終了の通告を受ける! 新たなステージの出現に期待と不安で一杯いっぱい!?

■カスハラと神様

ポンチョでしか入れない路線での最大の難所で左折する
ポンチョでしか入れない路線での最大の難所で左折する

 このようなカスハラ客も一つの原因で、バスに限らず鉄道でも現業社員が減っている以上は、「お客様は神様」体質の会社は神様だと思っていたカスハラ客に潰されてしまいかねないのが今の世の中なのだ。

 カスハラ客は自覚はないだろうが、そのような理不尽なクレームがバス運転士を減らし、ダイヤが維持できなくなり減便され、最後には廃止されてしまうのだ。カスハラが趣味な人はいないだろうが、もはやクレームを付けるバスすらなくなってしまうかもしれないのだ。

■やるしかない!

教官の業は今盗まないともう機会がないかも?
教官の業は今盗まないともう機会がないかも?

 閑話休題、フジエクスプレスがどのような対応をするのかは、まだ経験したことがないので知る由もないがそのうちわかるだろう。全国的に都市部のコミュニティバスが漸減傾向にあるのは、事業者が引いた路線よりも比較的だが理不尽なクレームが多く運転士が定着しないので、撤退しても、もはや引き受けてくれる事業者がないというのも理由の一つだ。

 しかしそんな心配をしていたところで何も始まらないので、やるしかない。そのような背景を知り、身をもって経験し記事を通じて広く一般に知ってもらうために運転士になったのだから、不安から逃げるわけにはいかない。新しステージというものはすべてが未経験なので不安しかないのだ。それを一つ一つ自己解決することで新たなステージが見えてくるはずだからだ。

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