【バス運転士日誌】こんなにたくさんの読者さまがいらしていただいた!? 営業所見学会勤務レポート

■賃金体系や勤務体系の質問が多い

整備工場の見学
整備工場の見学

 何度も書いているので繰り返しになるが、フジエクスプレスの乗合運転士(コミュニティバス等の路線バスや企業契約のシャトルバスを運転する運転士)はバイトであろうと正社員であろうとハンドル時間制ではなく拘束時間制なので、無駄な中休はない。概ね2時間くらい運転して、長くて昼食が取れる70分から80分程度、短くて20分から30分程度の休憩がある。

寮の部屋を見学する参加者
寮の部屋を見学する参加者

 そして拘束時間制なので、休憩時間を含めて出発点呼から到着点呼までの時間が給与計算される。ただし記者の場合は1時間の昼食時間だけは無給なので、拘束時間マイナス1時間が時給計算の対象ということだ。

寮の部屋
寮の部屋

 運転士が足りないのはどの事業者も同じだが、不足している運転士でダイヤを回さなければならない。そうすると、どうしても一人当たりの仕業は長くなる。よって拘束時間が12時間や13時間という場合もあることは座談会でも説明した。

普段は使用しない記者も知らない幕が入っていた!
普段は使用しない記者も知らない幕が入っていた!

 ということは、既定の勤務時間を超えることになるので、超えた分は超過勤務として割増賃金が支払われる。シャトル便などで入庫が夜遅くなる場合は深夜作業の割増賃金が支払われる。

12mフルサイズのバスはデカいが結局は慣れの問題となる
12mフルサイズのバスはデカいが結局は慣れの問題となる

 よって、残業前提の仕業になってはいるが、運転は朝夕のラッシュだけで、昼間は何もない中休が数時間に及び、その間は無給ということはない。路線バスの場合、EV車等の特殊な例を除きバスは出庫から入庫まで一瞬たりとも休まず走り続けているが、運転士は概ね2時間で交代して休憩を取り、休憩が終わった交代運転士が引き継いで走らせているので、バスの運用と運転士の運用は一致しないことも説明した。

■応募理由に記事がランクイン?

日野セレガのマニュアル車を前後進させて運転体験する
日野セレガのマニュアル車を前後進させて運転体験する

 すべてのプログラム終了後、そのまま選考を受けることもできるが、5名の参加者が選考に進んだようだった。筆記試験と面接と実技試験が行われる。その様子は知る立場にないが、応募理由に「記者の記事を読んで」という方が一定数いるようで、より責任を感じることになった。

やはり後退はおっかなびっくり!
やはり後退はおっかなびっくり!

 田町駅までの帰りの送迎は中型車1台で行い、堤運転士が運転を記者が車掌を行った。実際に営業運行車が車庫から田町駅まで回送するルートで走り、経路上で注意している点等を車内放送用のマイクで解説しながら田町駅まで送った。

マニュアル車は楽しい?
マニュアル車は楽しい?

 参加者で読者の方からは「有意義な時間を過ごせた」と言っていただき、フジエクスプレスにおけるバス運転士の実際を垣間見てもらえたのであればよかったと感じた見学会だった。次回は4月18日(土曜日)に開催されるそうだ。

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