かつては供食サービスも!
またセルフサービスのお茶やコーヒー等の給湯サービスもない。ただし朝の降車休憩の際に紙パック入りの緑茶が一人1本サービスされるので、これで十分だと感じた。
なお、路線開設当初は給湯サービスに加え、朝食サービスもあった。中身は缶詰のコーススローサラダやマドレーヌとオレンジジュースだった。現在は供食サービスではなく、プレミアムシートでは蒸気アイマスク等のアメニティがサービスされる。
評価は乗車した人の主観によるので、絶対的な評価はできないものの、相当に考え抜かれた最上級クラスの個室であることは間違いないだろう。
果たして極楽浄土なのか?
ちなみに極楽浄土とは仏教用語で宗派により解釈が異なるが、浄土系ではだれでも極楽に往生できることになっている。一切の苦はなく「仏教的な」楽があるのみだとしている。
日本史で習った悪人正機説(唯円が著した歎異抄で説かれている)によれば、悪人(悪い人という意味ではなく悟りを得てない凡夫)こそが救われ、浄土に往生できることになっている。
バスの車種やエンジン型式、運行事業者がどうだこうだと煩悩まみれの記者のような悟りとは縁遠い「悪人」が取材を忘れて眠りこけ、はかた号の個室に「往生」した。その意味では確かに極楽浄土なのかもしれない。
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