使用頻度はどれくらい?
街中のどういったバス案内表示に、JIS規格のピクトグラムが使われているだろうか。ざっくり言えば、日本全国にあるバス関係の案内表示の大半がそうだ。
実際に各所の現物を確かめてみると、バスターミナルやバス停、特定のバス路線の乗り場案内など、バス関連施設なら性質を問わず同じ図柄で構わないと見られる。
案内表示だけでなく、都営バスのようにバス停標識に標準案内用図記号を盛り込んだ例も見られる。この場合、ピクトグラムの色彩も都営バスのグリーンに変更されている。
羽田空港連絡バス乗り場のYCATでは、飛行機(航空機/空港を表すJIS規格のもの)とYCATの文字を組み合わせたピクトグラムが用いられる。
これから利用するバスではなく、そのバスに乗った後の交通手段を前面に押し出した、一歩先を見据えた表現方法だ。
ピクトグラムの共通化が図られているとはいえ強制ではないため、独自のピクトグラムや非JIS規格のアイコン、フリー素材などを利用して案内表示に盛り込む事業者ももちろんある。
都内にある都市間高速バスの大型発着場「バスタ新宿」のブランドロゴにもバスのピクトグラムが添えられている。パッと見るとJIS規格っぽいが、前面とドアの形がちょっと違うほかホイールの表現が付いている。
ピクトグラムの配置方法と併記されている文字を合わせて眺めると、図柄の共通化こそ進められていながらも結構バラエティに富む。
外を出歩いた際に見かけたバスの案内表示を撮影しておけば、後でそこそこ楽しいコレクションになるかも。
【画像ギャラリー】たまに変わり種が混ざってる? バスの案内ピクトグラム(8枚)画像ギャラリー
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